息子の20歳の誕生日。

  2017/11/03  海外子育てエッセー

夏の訪れを感じるケアンズです。

じりじりと射すような日射し。でも20年前は、もっと暑かった気がする。。今日は息子の20歳の誕生日。あの頃の空気を鮮明に覚えています。

妊娠後期、暑いし重いしで結構大変でした。子どもが遊べるようにと、庭にプールを作ったので、毎日水に浮かんでました。重力を感じず楽にいられたのは、ここだけだったから(笑)

 

子ども達が産まれた後もプールは大活躍

 

こちらは(というか私がかかっていた)お医者さんは大らかで、妊娠の検診中、体重を計ったことがありませんでした。

初めての子どもで海外での出産ということもあり、日本の関連雑誌で情報収集したところ、月齢◯週は、体重はこのくらいetc. 色々書かれているので、気になってお医者さんに聞いてみました。

すると、やっぱり「君は血圧が低いし健康だから、体重は気にしなくていいよ。」との答。私は素直に食べたいものを食べ、のびのび過ごしました。当時は仕事が超多忙だったので、普段と変わらぬ生活習慣で。。

 

ナイフ持ってて危ない。写真撮ってる場合じゃない(笑)

 

予定日を10日過ぎても生まれる気配がなかったので、陣痛促進剤を使うことになって入院し、はじめて体重を計り、ビックリ。

何と22kgも太っていた!

重いはずだよ。

 

陣痛促進剤が合わなかったのか?突然心音が下がり、緊急帝王切開で生まれた息子。陣痛の痛み知らずで、意識がハッキリしていたので、初対面シーンはよく覚えています。

大きい。。

何と4kg以上ありました。

ヘソの緒はとてもしっかりしていて、青白く光っており、宇宙を感じました。

「あー、大きい赤ちゃんだね。自然分娩じゃ無理だったね」と気軽に言うドクター。。(今言われても・汗)でも、この大らかさが私には有り難かったです。

 

 

臨月のころ、叔父と叔母が日本から来たのですが、産婦人科医の叔父が「日本だと骨盤の大きさとか赤ちゃんの頭の大きさを計るんだけどね。でも大丈夫だよ。自然はうまくできているから、お母さんの体に合わなければ何か起こるし、今の医学なら心配ない」と言っていました。

本当にその通りになった!

昔の女性はエコーもなく、骨盤の大きさを計ったり、体重を計ることもなく何人も生んだのだから、やはり人間の体の神秘を信じるしかありません。

ちなみに、母乳の出が良くて栄養を吸い取られたのか、体重は1年も経たずに戻ってしまいました。

 

ずぼらな私は、滑り台やブランコやトランポリンを置いて庭をミニ公園状態に。

 

2人目の自然分娩の前(1人目が帝王切開の場合、タブーみたいですが大丈夫でした)、同じく日本の雑誌を読んでいて、「子宮口が◯cm開いたら、呼吸をひっひっふーから、ふっふっに変えましょう」と言ったことが書いてあって、ちょっと焦ったんです。そんなの覚えられるかな?

結局、本番そんな理性は働かず、野生の本能のままリアクションしていました(笑)とにかく、呼吸を止めないことだけ考えて。痛いと思わず息って止まるじゃないですか。

わたし自身が超難産で、長丁場の陣痛で疲れ切った母のお腹の上にお医者さんが乗っかるように押して出てきたそうです。おそらく酸素がまわっていなくて、出て来た私はブルーベイビー(仮死状態)で、産声もしばらく上げず、すぐに対面できなかったそう。

そんな話を聞いていたので、とにかく息はし続けようと思ったのです。

 

 

20年前の今日を思い出していて改めて確認したのが、わたしはマニュアルやハウツーが得意じゃない本能型だということ。

◯○しなければいけない。

◯○するとうまくいく。

そういったことが、合わない。だから、ずっと常識は頭の片隅に置く程度でやってきました。

(今は複数の仕事があったり、出産後も働いたり、女性が起業したり、何カ所か拠点があったり、時間や場所に拘束されなくなったり。。自由な選択ができる時代になりましたね。当時は変わってると言われました)

 

自分自身がそんな感じだし、人それぞれに合ったやり方があり、1人1人に力があると信じているから、わたしの考えをプッシュしたくないという気持ちがあります。

与えられることをこなすよりも、自分で考えることが大切。子ども達ともそれを基本に接してきました。

そういえば、彼等が通った小学校は教科書も時間割もなかったな。

 

 

独占とか一人勝ちするビジネスモデルは発展しやすいんだろうけど、私には合わないのでやりません。我ながらマネタイズしづらいとは思います。

でも、もう年齢的にも、自分が気持ちいいスタイルで仕事をしたいのです。

それは、「わたしはこう」という在り方や、ケアンズの自然が発するエネルギーを発信したり、「」や「生命の樹カウンセリング」などを通して、お客様が自発的に気づく場を提供するスタイル。

受け止め方は、みな違っていて当然。気づきをどう生かすかも自由。でも、自分や今いる環境を受け入れて、安心して進んでいただくお手伝いを目指しています

わたしの産婦人科医さんが大らかに接してくれて、安心して出産に望めたように、「大丈夫なんだ」と感じていただけるような。。

「◯○しなければ」の縛りから解かれた皆さんの笑顔が見たい。

 

 

息子はのんびりしていて、ゴールドコーストから帰省中の今も家で何をするでもなく。

私は時間がもったいないと思いがちなのですが、何もしなくても楽しそうな彼を見てると、別に「常に何かをしてなくてもいいんだな」と勉強になります。リラックスしてるから、こっちも一緒に緩む(笑)

とは言え、2000kmの距離を1人車で北上してきて、その前は1日10時間近く勉強してたというから、彼なりに緩急のリズムをつけているのでしょう。大学の成績が落ちると奨学金が止まってしまうということで、頑張っているようです。(というシステム、最近知った。)

そういえば、昔からのんびりしていて、宿題を提出日の朝にやるような子でした。私が「あれ、早いね」と起きると「ママ、コーヒー飲む?」とか聞いてくる。

「それより宿題終わらせなよ。あ、でもカプチーノがいい」。。そんな親子です(笑)

 

 

テレビに出ていたある選手が25歳と聞いて「えっ、じゃあ5歳しか違わないじゃん」と息子に言うと「5歳は僕の人生の1/4だよ」と。

そうか、私の年の5歳違いなんて何てことないけど、若い人にとったら1年の重みが違うんですね。

まだまだ、これから展開していくんだなあ。

この20年、元気に育ってくれて良かった。これからも、自分で選んだ道を進む子ども達をサポートできる親でいられるよう、わたしも、自分らしさを見失わずにいきたいと思います。

 

海外子育てエッセー

マーフィー恵子


パウチ店主・パウチトラベル主催。オーストラリア、ケアンズに20年以上暮らしています。現地情報誌発行人を経て、現在は「ピュアな自分に還る」をテーマに活動中
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