魂が喜ぶ・天分ビジネスの育て方① 持って生まれた「種」を大切にしよう

運営しているお店「パウチ」は、小道沿いにあるため、フラッと立ち寄るお客様はほとんどいらっしゃいません。

よく言えば「隠れ家的」。

 

2012年に開店した時、「何でこんな場所にしたの?」「商売やる気あるの?」「大通りに移ったら、お客さんの数全然違うよ」などなど、地元でお店を何年もしている諸先輩方から言われたものです。

実際、こんなことしてていいのかなと揺れました。

お店でなくても、魂が喜ぶビジネス(小商い)をしたいと思っている方の参考になるかもしれないので、その時の体験をシェアしますね。

名付けて「天分ビジネス」の育て方。

 

「天分ビジネス」は私が作った言い回しで、持って生まれた才能や魅力(天分)を伸ばして、自分も周りも嬉しいビジネスをしようという提唱です。

生命の樹 (Tree of Life) が好きなので、ビジネスを樹に例えてー Tree of Business ーお話しようと思います。

 

ビジネスのビジョンはありますか?

天分ビジネスを営む上で大切になるのは「何のためにビジネスをするのか」という目的地。

自分のビジネスを通して、こんな世界(地域、国、地球。。人によって違います)を創りたい と宣言する約束の言葉。「ビジョン」「経営理念」と呼ばれるものです。

樹で言えば、ここを目指して成長するっていう「太陽」のような存在

成長して、視座が高くなるにつれて内容は変わっていくけれど、ビジョンがないと、途中で虚無感に襲われたり、ものごとが流れなくなっていくので、今の段階で浮かぶことを言葉にするのがお勧めです。

太陽がないと樹は育ちませんから。。

 

 

私が、お店を始めた時のビジョンは

人と人、人とモノ、人とケアンズを結ぶハッピー空間」。

それまでは情報誌と言う形で、誌面上で読者さんとケアンズをつないできたけれど、立体化できたら。

モノの背後にある、見えないストーリーをお伝えすることで、ケアンズの魅力を発信するハブになれたら..というのが動機です。

(今はたくさんあるけど、当時は、ローカルのものだけ集めた店はありませんでした。)

 

プレオープンパーティーにて。

 

発心から2ヶ月でオープンという、荒削りなスタート。

2012年当時は、この手の店が珍しかったのか、地元の新聞やテレビ、日本のガイドブックにも取材紹介していただいて。

お店の運営なんて初めてで手探りだったけれど、ビジョンには近づいて行ったと思います。

パウチに行ってみたい」とわざわざ来てくださるお客様に、作り手さんのストーリーをお伝えできたし、「ここに来ると出会いがあって楽しい」ともよく言われました。

来てくださる方の笑顔が、ビジネスの樹の養分だった。

でも、楽しいのに、なんか疲れる。描いていたビジョンに近づいているのに、真の喜びを感じない。

それって何故だったのでしょうか?

 

真の喜びを感じなかった原因① 働き方が自分の性質に合っていなかった。

企画提案したり、創ったり。つまり動くのが好き、という自分の性質を考えず、お店を創りたい!という一心で始めてしまったんですよね。

最近ホロスコープをみたら 活動宮(最初のアクションを起こすのが得意)が6、不動宮1。そういう星の元に生まれてた。。小さな店の中で長時間じっとできるタチじゃないんです。

それに「売る」ためのトークができない(汗)自分の店になかったら、他のお店さんを勧めることも多く、観光案内所みたいになってきました。バイトさんが「恵子さん入場料取った方がいいですよ」と冗談を言うほど。

人様のお役に立てるのは嬉しかったけれど、商売的には厳しいスパイラルに。。

この体験でわかったのは

自分が本来のエネルギーでないと、ものごとは元気に潑剌と進まない。

元気=元の氣(本来のエネルギー)。違う誰かになろうとせず、本来の姿に戻るのが最善の方法だと言うことです。

 

作り手さんのところに取材に行ってお店のPOP を作ったり、ブログに書くのはとても好きな作業。

 

「ワクワク・好きなことをしよう」という風潮があるけれど、むしろ「大変でも、やる!」と覚悟して無心で取り組んでいる時に、本来のエネルギーが顕出しています。

あなたが、夢中になってパワーがみなぎる(みなぎった)のは、どんな時でしょうか。

子どもの頃、学生時代の部活、バイト、職場。。思い出してみてください。

例えば、それがお菓子作りをしている時だとしたら。

お菓子作りのどの部分に夢中になれるのか掘り下げます。レシピを考えること?分量通りに作って、思い通りの仕上がりにすること?

そうやって、情熱の源泉を探ってみましょう。

 

真の喜びを感じなかった原因② 自分を生かす舞台を意識しなかった

また、私はどうやら個人でなくて、誰かと一緒に仕事をしている時に良いパフォーマンスができるようだ、と気付き始めました。

前職から離れた時に、もう上下関係で仕事したくない!と思ったのに、(スタッフさんは素晴らしい方ばかりだったけど、スタイル的に)いざ1人になったら、責任なくて ラクだけどつまらない。

守る人や仕事がある時に、燃えるタイプだったのです。

というか、ビジョンはあっても継続力が弱いから、支えてもらってやっと事が為せる。

 

開店2周年記念イベントの時の1枚。当時お世話になっていた方達が盛り上げてくれました。

 

個人ビジネスをするなら、自分らしさが発揮できる「舞台」を知る必要があります

チームの2番手としてとか、与えられたタスクに安心して取り組める場とか、交渉の場とか。

今までどんな場面で、一番、周りから重宝されたか/達成感を覚えたか思い出しましょう

たとえ、本来の自分のエネルギーがわかったとしても、使い方を心得ていないと宝の持ち腐れになってしまって勿体ない。

自分を咲かせる器を見極めましょう。

もしもあなたが、みんなの夏気分を盛り上げる ひまわりの種として生まれたのなら。

真紅の薔薇になりたい!と努力したところで、自分も周りも不幸になってしまうし、ましてや太陽が当たらない土壌にその種を撒いてしまったら、芽吹くことすらありません。

可能性に満ちた自分の種(天分)がどんなものか知り、どこに撒くか見定め、太陽を見上げることで「魂が喜ぶビジネスの根」が張っていきます。

 

天分ビジネスの育て方②に続きます 🙂

 

※ビジネスで生かす本来の自分を知る術として、ウェルダイナミクス診断が役に立つかもしれません。私も、使命や天職などがわかる生命の樹Self Discoveryというセッションをさせていただいています。既にご自分の生命の樹のカラーを知っていて、ビジョンを言語化したい方のセッションもいたします。もしご興味ありましたらこちらからご連絡ください。

天職・魂が喜ぶ 天分ビジネス

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