何もしてくれないと周りに不満を持つ人へ。

  2019/06/29  幸せのヒント

ワーキングホリデーの方が「○○を学びに来たけど何も教えてくれないし、英語の勉強にもならないから早く日本に帰りたい」と言ってたと聞きました。

(どこも同じかもしれませんが こと)オーストラリアは、自分から働きかけないと事が進まないところ。受け身なだけでは、何も変わりません。

誰かから指示が出るまで動かないとか、誰かが何かを与えてくれるのを待つ人は稀。

「自分は何を求めているのか。そのために何をしたらいいのか」意識させる教育が浸透しているからです。意見を言える子どもは褒められるので、人と違う考えを持つ事に対する戸惑いはありません。

 

標高5000mのアンデスの鉱山など、世界中から時に命がけで集めたすごい石が展示されている、ケアンズ(アサートン)高原クリスタルケーブス。創設者で5ヶ国語を操るレネのクレイジーぶり、いつかご紹介したいです。

 

私も22才でこちらに来た時はきつかったです。英語はチンプンカンプン。当然ながら、仕事でもないのに向こうから懇切丁寧に教えてくれる訳がなく。楽しいより、カルチャーショックの連続。

どうにもならないので、限られた時間の中で日本ではできない体験をしようと決め、辞書片手になるべく地元の人たちと過ごしました。

聞いた音を真似する繰り返しで覚えた英語だから失敗も多かったけど、帰る頃には随分ましになりました。分からないことは素直に聞けばいいだけの話だったんですよね。

ビジネスを立ち上げた時もそう。

自分の力でどうにもならないことは、どうしたらいいか聞いて。真剣さが伝わると、協力してくれる人が増えていった。

何かが起きた時、受け身だけではどうにもならないこと、人や状況の裁きに時間を使うより、今できることに力を注ぐうちに、打開できることを学びました。

日本のように阿吽の呼吸で調和する民族ではないので、NOも言うべきことも口にして、お互いの意見を聞いて道を見つける必要があることも。

。。企画書や提案書を送ったところで返事など来やしない。何度も電話したり訪ねてチェイスアップしてやっと一歩進むような環境で、人生の半分以上を暮らすうちに鍛えられたと思います。

 

 

娘が高校生の時、科学の授業を取っている生徒たちが、学科の遠足でNASAを見学したいという要望を持った事がありました。

行けたら最高だよねって話すだけなら普通。ところが、彼らは。。

なぜ行きたいのか、行ったらどんな事を学べると思うか、考えをまとめて、他の生徒たちから同意の署名を集めて先生に提出したのです!

(時折、小学生が家のドアをノックして、チョコレートなどを売りに来ます。これも学校行事などでお金が必要な時に自主的にしている行動。ちゃんと理由を言うし、可愛いから応援したくなって買ってしまいます)

結局NASAには行けませんでしたが、やれるだけのことをしたから不満はなかったんじゃないかな。

そもそも、遠足や修学旅行の行き先は、先生が決めて当たり前っていう概念がないのが違います。

自分で決める余地を作るのは思いやり。

逆に、強要(やらせ)や皆と同じでなければならないという風潮は、自分の意見を持つことや創意工夫にストップをかけ、人を無気力にします。

 

 

何かを得たかったら、今の自分ができることをすればいい。。本当に単純なことなのに、私たちは自分で決めず、考えず、与えられることに慣れてしまいました。

誰かが何かしてくれるのを待つと言う態度は、漂流しているようなものです。

本当は、自分で舵を取って、見知らぬ島に行くこともできるのに。

流されることと、流れに乗ることは違います。

漂流をやめて岸に上がったっていいし、冒険を続けてもいい。大切なのは、自分の価値観に沿って動くこと。

何に向かっているのか分からない人には、どうにも手の差し伸べようがないことを思い出して。

 

 

不平不満が募る状態も、最高な状態も。。現実の起点は自分です。

あなたが到達したい地には、どんな風が吹いていて、どんな生き物たちがやって来て、どんな花が咲いているでしょう。

人と違っていてもいい。目指す世界観を、日々の小さな行動に映していけば、現実は変わります。

 

時間の流れは本当にあっと言う間。

だから、未来を創っていく世代の方々に、舵を切る勇気や、謙虚さを伴ったしなやかな開拓力を培って欲しいと切に願い、感じたことを書いてみました。

 

幸せのヒント

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マーフィー恵子


オーストラリア・ケアンズに93年から暮らす。95年に現地情報誌を創刊、編集長を経て現在は「本当の自分を知り、生きる」を主テーマにセレクトショップ、セッション、旅、学びの場などを展開中。
● 詳しいプロフィール