仕事に関する最近の動きや考えていること
2020/12/20 天職・魂が喜ぶ 天分ビジネス
12月15日。いて座の新月の日。ある決断をしました。
新月だからというのではなくて、かかってきた電話によって。。
。。実は少し前から、美容院を買う方向に動いていました。
(ケアンズに住んでいる方は、ここから書く内容については完全オフレコでお願いしますね。)
本当に寝耳に水だったのですが、話をもらった時、最初に浮かんだ気持ちが「面白そう」だったのです。
(私が何かを始めるときのモチベーションは、いつも「面白そう」という感覚です。)
美容師さんに「恵子さんはドライヤーとか使わないと思うんで、洗いっぱなしでいい風に仕上げときました〜」と言われてきたほど、ヘアスタイルに無頓着な私。
自分でもびっくりなくらいですから、美容院のオーナーになるかも、とちょっと話してみた近しい人は、みな「えっ!??」という反応で、会計士さんも辞めた方がいいんじゃないかと言いました。
理由は、私自身が美容師ではないので、何かあった時につぶしがきかないということ。
もっともだなあと思いつつ、何で面白そうと思ったのか考えてみました。
1つは、パウチというお店の8割は日本や他都市からの観光できた、その場かぎりのお客様だったので、「つながりを育める」ビジネスに興味があったこと。
2つめは、糀を使ったオリジナル製品を作ったら、それを実際に使ったり、販売できる拠点になると思ったこと。
3つめは、空間の演出など、五感に響く体験を通して、オージーに向けて、和の精神を伝える機会になり得ること。(この数年の夢)
4つめは、一人ビジネスは十分味わったので、またチームで何かを創っていきたいと思っていること。
そして、頭で考えた判断理由は、既存のお客さん(Good Will)がおり、ビジネスを買った翌日から収入があるということ。
最初にまとまった額が必要だけど、リスクが低い投資だと思いました。会計士さんが用意してくれたProfit&Loss Statementなどの書類を見て、何年で元が取れるか、自分の役割やライフスタイルの変化なども検討。
結果、やっぱり止めとこう、とは思わなかった。
大変なのは想像できるけど、今までやってきた仕事のほとんどが未体験で開拓してきたので、不安はない。
私は、あまりIF, THENが考えられない頭の持ち主で。。やってみないと分からない、という気持ちが強いんですね。
現オーナーさんと、スタッフさんのこと、経営状況、お互いの想いなどを話しあい、譲渡の話は前向きに進み、来月の末ごろ発表しようという流れでいました。
ところが!
くだんの新月の日に、今働いているスタッフの人から「私が買いたい」と現オーナーさんに申し出が。
まさかの展開に動揺した彼女から連絡がありました。
実は、ちょっと想定していたんですよ。オークションじゃないけど、他に買いたい人がいたら急に欲しくなってくるのが人情だろうな、と。
私が前のビジネスを売ったときの心情やプロセス、何を大切にしてどんな判断したかetc、たくさん話して、結局 決めるのはあなただから、時間を置いて話しましょうということで通話を終えました。
そして、真っ暗な部屋で自分の想いを感じてみたのです。
ずっとそこで働いてきて、オーナーになりたいと意思表示した人を差し置いて、出ていくのは何だか申し訳ないし、そんな気持ちを抱えていたら、100%注力できない。
↓
個人(特に女性の)ビジネスって自分の子どものようなもの。ドライなお金の売買ではなくて、自分の手を離れた後も、元気でいることを願っている。(私が情報誌を譲渡したときは、娘を嫁に出す気分でした)
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かって知ったる人が受け継ぐのが自然だし、安泰にサロンが続いていって、現オーナーもお客さんも嬉しいだろう。
↓
やっぱり私は、真っさらなところから何かを創る方が向いてる!
その結論に達したら、最初にちょっぴり感じていた残念な気持ちが吹っ飛んでしまいました。
お月様の後押しでしょうか??
そして、もしも自分でサロンを始めるとしたらどんな感じだろう、というところに意識が向いていって。
引き継ぐと思っていた時には出なかった発想や、先ほど書いた(ある意味表面的な)動機の奥にあった想いも浮かんできました。
ありのままの自分の美を受け入れ、慈しむ人を増やしたい。
アンチエイジングじゃなく、グレイスフルに年を重ねる提案をする、ケアンズ初のオーガニックヘアサロン
癖毛、生え方、色など、持って生まれた美しさを生かし、ぱっと見をステージアップさせるスタイルづくり
自宅でお手入れできる、植物由来のプロダクトの開発とサブスクの導入
頭皮やカラダ、そして地球(水に流しても公害にならない)に優しいヘナを使った白髪染めやトリートメントなどの施術
頭皮診断やヘッドスパ。その日の気分で自分で香りを選べたり、お楽しみも。
オリジナルプロダクトを使った、マッサージやフェイシャル。。
郊外の一軒家。リセットできる非日常空間。(ZEN inspired)
タイミング的に面白かったのが、引き継ぐのは止めようと決めた翌日に、ヘナ染めの予約を入れてあったことと、娘がシドニーから帰ってきたこと。
私が通っていたサロンの美容師さんが数ヶ月前に独立していて、新月の前後に自分でしているヘナ 染めを頼もうとふと思って、自宅に来ていただいたんです。
ビジネスとして成立させるためのジレンマ、技術職の女性の家庭と仕事の両立などなど、色んな話を聞けて勉強になりました。
「時間の制限なく、存分に1人のお客さんと向き合って納得いくまでスタイルを作れるのが本当に幸せ」と言っていて、美容師さんて、クリエイターなんだなあとつくづく思いました。
外見を重要視する、いい作品を作りたいプロと、私が考えていることがマッチングするんだろうか。。など課題も。
(私の妄想はちらっと伝えました)
そのあと娘と、お友達がビーガン御用達のヘアサロンに通っているということや、彼女自身は、カーリーヘア専門のサロンに行きたいけど、人気が高すぎて予約が入らないという話題に。
都会には、ビーガンや、カーリーヘア専門というニッチなお客さん向けのサロンがあるんだ!
Google検索して、どんなコンセプトでどんな料金でどんな場所にあるのかなどチェック。しっかり世界観がある素敵なところばかりでした。
一方、ケアンズは人口が少ないし、質よりリーズナブルさが好まれる傾向があるからか??独自のコンセプトを打ち出しているニッチなヘアサロンは(私が調べた限り)なくて。
オーガニック系のお店やスパはあるのに、ヘアはまだないのが不思議。。
余計に試してみたくなる!
そんな妄想が膨らんだ翌日、現オーナーさんから再び電話がありました。
前回の私の話は視点が違いすぎて衝撃だったそうで、色々考えた結果「やっぱり恵子さんに引き継いでほしい」と言われました。
申し訳ないと思いつつ、正直な心情と決断をお話しすると、「。。そうですか。。すごく残念です。。」と。
長い間の知り合いで、価値観が似ている私たち。
私にヘナ の良さを力説してくれたのも彼女です。
実現するかどうかは分からないけど、自分でゼロから始めたくなってきたと伝えたら、だんだんムードが変わってきて、ケアンズと日本で協力しあえる楽しそうな案も飛び出してきて。
(何度もいいますが、妄想ですよ)
この年末は、妄想をもっと出して、現状も調べ、仮のコンセプトをつくって、フィーサビリティを検討する予定。
糀のプロダクトも、スキンケアでなく、ヘア関連から試作します。
(この数ヶ月間、プロダクトのテーマのヒント〜「常在菌との調和」にする予定〜やセオリーなどをインプットしてきてるのですが、髪と頭皮。。は正直、考えていませんでした!)
少し前にヘナ に関するランディングページ(ウェブ)制作をさせていただいたこと、ヘナ の専門サロンを立ち上げた直後の女性が、去年アボリジニ聖地ツアーに参加してくださったこと。
帰国した際に、湘南のサロンでカットとヘナ 染めをしていただいて(アーユルヴェーダの薬草で足湯も)、こんな場がケアンズにもあったらいいなと思ったり、彼女が「髪は女の命です」と言っていたのが印象的で、「髪って神と同じ発音だな」なんて思ったこと。。
今更ながら、オーガニック+ヘアに関するご縁があったことが思い出されて、面白いです。
また、進捗があったら綴っていきますね。
良き冬至をお迎えください。