為すべきことにふさわしい舞台は、ベストなタイミングで用意される。

  2020/12/17  幸せのヒント

気づいたら12月も半ば。。!

相変わらず国境はほぼ閉じていますが、久しぶりにご連絡くださった方を通して、ロンドンの方とつながりができたり、昔いっしょに情報誌を作っていた方たちとお会いしたり、アボリジニの聖地をご一緒した日本の方々から嬉しい小包が届いたりと。。

時空を超えた出会い、再会に、心がじんわり満たされています。有り難うございます。(直筆のお手紙、本当に嬉しかったです!)

 

ケアンズは夏真っ盛り。川に身を浸すのが至福のひとときです。

 

数年ぶりにお会いしたYumikoさんは、情報誌を一緒につくっていたお仲間でバリバリの営業マン。

思い出話に花を咲かしながら、私たちはかなり泥臭い?働き方をしてたんだなと改めて思いました。。

実直に、クライアントさんが日本人マーケットと少しでもつながりを強められる提案営業を続け、取材は足で回って話を聞き、写真を撮り、配布も自分たちで。

本当に頭と手と足を使ってたんですよね。

広告費の請求書ですら、(クライアントさんの大半はオージーだったので)英語のニュースレターと見本誌を同封するという手間をかけていました。

発行された誌面の内容や日本のトレンドや社内の様子なんかを書くだけで1日弱。100通近い請求書の発行と紙を折るのと、封筒に入れて切手を貼る作業も、おしゃべりしながら半日以上かけて。

楽しかったけど、めっちゃ非効率ですね(笑)。

 

日本で、名だたる有料誌や地元フリーペーパーの広告営業として素晴らしい功績を上げ、キャリアを積んだYumikoさんは、そんな私たちを見てカルチャーショックを受けたそう。

「日本では1冊つくるのに、いくつも部署があって、何十人もスタッフがいてみんな忙しく働いてたのに、ケアンズに来たらスタッフはたった数人!しかも残業がない!でも仕事は回ってる!」

それって計算したのではなくて、私がシンプル思考で、複雑な仕組み化ができなかっただけなんですが(笑)。

(加えて、みんな優秀で、短時間ですごい量の仕事をこなしていた)

自分が残業するのは嫌だったし、一緒に働くみんなにもプライベートの時間を大切にしてほしい。

共通目的に向かって1人1人が役割を認識し、集中し、意見を交わし合い、遊ぶときは遊ぶ。

そういったことを心がけていたのは事実です。

時代を共にしている私たちは、より良い地球にするという共通目的に向かって、1人1人 役割を授かっていると思うんですね。

あの頃はそんなこと考えていなかったけど、無意識のうちに、人間社会の縮小版を小さな会社の経営で実現しようとしていたのかもしれません。

 

灼熱の昼間から、涼やかな夕暮れに。

 

Yumikoさんは、どこの馬の骨ともわからない私にビザのサポートまでしてくれたことが信じられなかった と言ってましたけど、「出会いのタイミング」が絶妙だったんです。

履歴書を送ってきてくれたのは、オージーの営業の方が辞めることになったちょっと後。

この頃、次の人を見つけるの大変だなあ と同時に、ステージを上げるチャンスかもしれない、と思ってもいて、「こういう人と働きたい&こういう人とは働きたくない」というリストを作ってありました。

Yumikoさんの履歴書は、ただの職務履歴じゃなくて、実績やできることが具体的な数字で示されており、リストアップした内容にぴったりだったんです!

どうしてもオーストラリアに住みたくて、必死に作った自己PRで、私のところから返事が来なかったら諦めようと思った最後の1通だったそう。

営業スタッフの募集をかける前に送られてきたので、不思議で驚いたことを覚えています。

 

延々と続くアリ塚

 

本気ならケアンズでお話ししましょう、と返信したら 本当に仕事の都合をつけて1週間後ぐらいに来てくれた行動力とスピードにもびっくり。

その日私は、ポートダグラスのリゾートに家族で滞在中だったのですが、車でケアンズに帰って面接。帰国の際には大阪でもお会いしました。(串カツを食べたり、ビリケンさんを撫でた思い出が・笑)

お話しして「一緒に新しい景色が見られそう」と直感しました。

ビザが降りるかどうかなど難関はあったけど、弁護士を通さず私自身で申請し、無事に渡豪する運びに。

そして、予感した通り、彼女の日本での経験や、同じころにジョイントしてくれたデザイナーさんの柔軟なアイディアやスキルの高さが相乗効果を生み、情報誌は成長していきました。

今でもみんなには、本当に感謝しています。

 

この日は新月に近い流星群ということで、漆黒の夜空に流れ星をいくつも見ることができました。

 

こんな風に、自分に与えられた役割と意志がもしマッチしているなら、ベストなタイミングでふさわしい舞台が用意されていく、ということを幾度となく体験してきました。

そう信じられれば、無駄に不安になることも焦る必要もありません。

かといって受け身で何もしないのはダメ。

意志を持ち、行動し、大らかに。

進みたい方向を定めて、やるべきことをやったら、後は委ねる。

そんな在り方が、次の扉を開いてくれます。

 

私が(無理でしょetc 言われながらも)気持ちに正直に動いたり、思い通りに進まなくても、比較的はやく切り替えられるのは、楽観的な性格に加えて、命をつないでくれたご先祖様や宇宙の計らいを信じているから。

まだまだ本当に未熟ですけれども、恩返しとして、親を含め、命の源が喜んでくれる働きをしたいです。

 

 

Yumikoさん達と無我夢中で、身体を張って頑張っていた時と違い、今はデジタルテクノロジーがより気軽に使えるようになりました。

インターネットやSNSを通して、場所も関係なく、昔の知り合いともつながれる。人との出会い再会が、時空をひょいと超えてもたらされます。

人間の本質的な美徳や自然の摂理を踏襲しつつ、デジタル・オンライン・機械ができることはお任せして、創造性を咲かせ、共創してゆく。

そんなことが可能な、新しい時代はもう目の前。

あっているかは分からなくても、「今 為すべき」と感じることに素直に、そして巡り合わせにオープンさと感謝を忘れずにいたい、と一層思うこのごろです。

 

幸せのヒント

Related Posts

[insta-gallery id="1"]