自分の内側とお客様。つながりを大切にする、原点回帰のブランディング
2020/06/14 天職・魂が喜ぶ 天分ビジネス
時間が経つのが速すぎて、前回のブログから間が空いてしまいました。
命をつなぐ食の場を創る、という夢を描いているものの、コロナウィルス の影響で何も進んでません。。いただいていたツアーのご予約も全てキャンセルで、半年前に想定していたのとは全然違う現実です。皆さんもきっとそうですよね。
逆に、想定していなかったお仕事をさせていただいてます。
それはブランディングのお手伝い。
1年ちょっと前に、ソウルジャーニーでケアンズに来てくださった厚美さんに、取材してウェブサイトを創る仕事をご提案いただいてお受けしたのが始まりです。
加えて、最近、生命の樹と絡めたビジネスセッションを開始しました。(やりたいことはある。それを形にしたい方のためのセッションです。詳しくは、また)
「世界観の作り方がうまいですね」と言っていただくことがあって、驚きます。
何でかというと、狙ってるわけじゃないから。
ただ思ったことを書き、好きな写真を入れてるだけなんです。
(Yumiさん撮影の写真、本当に素敵で感謝してます。ジュエリーはMimiさん、イベントはDaisukeさんと、才能豊かなカメラマンさん達のお世話になりました。日々のスナップショットは自分で撮ってます)。
前職でプロに作ってもらったサイトの構文を見てたら何となくわかってきて、自分で作れるようになったのは便利で良かった。
アクセス数が上がるブログや、コンバージョン率を高めるウェブサイト&ランディングページ製作の講座を受けて、セオリーも一通り勉強しました。
(自分のサイトは自由に楽しく作りたいので、ほとんどその知識を使ってませんが。。)
クライアントさんのウェブサイトや紙媒体の制作は、時を忘れて没頭するほど好きです。
何で好きなのかなあと改めて考えると、「この方ご自身&サービスの素晴らしさをお伝えしたい!」という編集者魂が燃えるからなのですね。
自分のことって、自分ではよく見えないじゃないですか。
だから、鏡になってご自身の素敵な部分を映してさしあげたいし、その方のサービスを求めている方にもその光を反射させたいと思っています。
制作中、脳の中はクライアントさんのことでいっぱいです。
我ながら面白いのですが、お客様とこんな風に話されているんじゃないか、一番伝えたいのはこういうことじゃないかという「なり切り想像」と、一歩離れて「これがこの方の魅力!」と客観的に見ている自分がいる。
脳内で1人2役している感じです(笑)。
もっとも、たくさんお話をしたり、生命の樹を使ってサービスの全体像を改めて整理していただいたりするので、私の想像だけではありません。
コラボのような感覚ですね。
「ひらめきました!」とか「こんなこと考えてます」とご連絡いただく度に、一つのサービスが出来上がるプロセスを共有できる喜びを感じています。
人それぞれ、これまで色々な体験をなさって、想いがあって、それをどなたかのお役に立つ形で提供したいという真っ直ぐな心に感動するんです。
捧げたいという気持ちは、美しい。
売れるものを作りたい、とは違う次元から始まる
丁寧に紡がれて成りゆくもの。
そんなビジネスは、限りなく優雅です。
私の中には「ご自分とお仕事に誇りを持っていただきたい」という願望があります。おこがましいけど、その欲が消えない。
ビジネスである以上、綺麗事だけ言っていても誇りも何も立ち上がらないわけで、まず自分の軸を立てて、お金と交換していただく価値を明確化する必要があります。
この時、想いや自分の資質と、やっていることに違和感があるとエネルギーが流れません。
見えない価値を、自分にフィットする言葉やビジュアルにすることで、軸が太くなります。
そして「私がしたいのは/できることはこれ!」と堂々と言えた時、共感する人が自然と集まります。
(やってみようかなと思うと、お問い合わせがやってきて形になるパターンが多い私が言っても説得力ないけど。。ほんと、そうなんです)
パンデミックの影響を受けて、これから更に「何」を売るかより「誰」が売るかが重要になります。
「こんなことを考えています。こんな風にお役に立てます」と発信する必要性は益々高まり、ウェブサイトやブログ、SNSやスマホのおかげで、それが可能になっています。
少し前のビジネスは、テレビや雑誌他メディアに広告をうって、不特定多数の人にセールスするスタイルでした。
その後、特定の人に絞ってアプローチするマーケティングが主流に。
どちらも、売り手からラブレターを出していた状態です。
でも、今は、ブランディングすることで「あなたに会いたい。あなたのサービスを受けたい。あなたが作るモノが欲しい」ってお客様の方からアプローチしていただける時代。
人と人のつながり、というビジネスが大切にすべき原点に戻りつつあります。
モノやサービスとお金の交換という無機質な関係から、人の息吹を感じながら、生かしあう関係になったんです。
私はウェブサイトの製作屋さんになりたいとは思っていません。
セールスライターになりたいとも思わない。
いろんなスキルを「総合」して一緒に歩む中で、クライアントさんの世界観を表現したい。
既に揃っている最高の素材を、喜ばれる一品に仕上げ、ふさわしいお皿を用意して、美味しそうに見えるように盛り付けるような役目。
自分の特性を見つめ、お客様の望みを見つめ、提供できることを見つめ、作り込むのでなく、削ぎ落とす中で際立った芯を見える形にする。
そんな一連の作業を、命と命が響きあえたら。。という願いを込めて、ゼロに還った世界観が響命する「リセットブランディング」と名付けました。
情報誌の編集者として、見えない光を探す目線を持ってきたこと、それを伝わる形にしようと努力してきたことがお役に立てたら良いなと思ってます。
ご興味ある方はお問い合わせください