ケアンズでの旅のしごと、紆余曲折を経て望む形になりつつあります。
2019/02/22 ケアンズ・ソウルジャーニー
北海道で地震があったとのこと、大丈夫でしょうか。寒さと重なる揺れと。。大変な想いをされていると思います。南半球からは、心の平安を祈るより他ありません。ケアンズはいきなり嵐になったり、気温38度になったり。激しい気候が続いています。
さて。ここ最近は、放っていた自分のサイト(今読んでいただいているこのブログ一体型サイト)の旅の部分を直しています。
というのも、11月に日本へ行ったとき、名刺を持っていないので「こんな所から来たこんな者です」をお伝えする何かがあるといいかなと思って、小冊子を作ったんですよね。
時間がなかったのでA5 x 12ページの小さなものですが、ケアンズの画像をたくさん入れたためか。
お渡しした方々から「わあ、ケアンズってこんな所なんですね。行ってみたい!」と言っていただけて、盛り上がりました。(実際に来ていただくことになったのには驚きました!)
実は、その冊子の中に載せた旅のウェブサイトの情報が古くて。。気になり始め、手を入れ始めたというわけです。>>新しいページはこちら
なぜ情報が古くなったかというと、当初(2017年後半)構想していた形からずいぶん変わってしまったからです。
旅を企画したいという想いは長らくあって、情報誌時代もいくつか催行しました。
1つは、ファミリー自然体験ツアー。やんちゃで優しいガイドのスチュワートと森を歩いて、渓谷で泳いで、川辺でソーセージを焼いてパンにはさんで。。っていう私たちの普段の休日なのですが、こんなに喜んでいただけるなんて!と驚くくらい日本から参加された方々から大好評でした。
もう1つは、環境保護活動家で、ミンククジラを愛するジョンと一緒に企画したミンククジラと泳ぐ限定トリップ。
日本人と仕事したことがないという彼を説き伏せ、野生だから逢えるか分からないとうリスクを負いながら、2泊3日の海洋トリップを催行しました。ジョンの海洋生物に関する講義(スライドを日本語訳するのが大変だったな)、ダイビングやスノーケリング。ミンククジラがすーっと目の前に現れ、優雅に踊るように周りを遊泳してくれた興奮と感動は今も忘れられません。
他の企画もあったのですが、私の父の危篤を発端に人生が180°変わってしまい、前事業は売ることになって、旅のしごとからも自然と遠のきました。
運営している店パウチのお客様から続けて要望をいただいたのがきっかけで、しばらくぶりに、旅を作ってみたいな、という気持ちになったのが2016年ごろのこと。
作り手さんに会いに行くツアーや、自分が好きな所へお連れするツアーを、実験的に何度かやってみました。
この頃撮っていただいた動画はこちら↓
先方とミーティングやインスペクションを重ね、大手販売エージェントさんから恵子さんがツアーやるなら協力します、と好意的な提案をいただいて契約したり、保険やライセンスも取って。ところが、時間もお金もかけたにも関わらず、想定通りに進まなかったのです。
しまいには、モニターツアーで撮った写真も動画も、全部消えちゃった。
ものごとがスムーズに行かないときは、経験上、大抵次の2つの示唆があります。
1 立ち止まって、本当にやりたいことなのか胸に手を当てて考えなさい(本当は違うでしょ/あなたは他にやるべきことがある)
2 本当にやりたいのかお試し(この壁を乗り越えてでもやるという決意があれば、何かに到達する)
私が本当に大切にしたいことって何だろう?と真剣に考えました。
出た答は、頻度は多くなくても、心を込めてお客様と関わるスタイルが嬉しい。
世の中を照らしたいと思っている方達と時を共にすることが私の喜び、ということでした。
普通のプライベートツアーはしなくていいと思ったし(モニターツアーをしたころは誰もしてなかったんですけど、気づいたらする方が増えてたので)私が持っているものを分かち合える旅をマイペースでやったらいい。
そう気持ちを切り替えたら、ウェブサイトの情報は古いままで、宣伝をしなかったにも関わらず見つけてくださった方達がいて、2018年は心が通い合う素晴らしい旅を何度かご一緒させていただきました。
決めると流れがやってくるんですね。
古いサイトは、ウェブマーケティングの専門家の方の講座を半年受けて、市場分析したりセグメントを決めたりコンテンツを置く順番までアドバイスを受けて戦略的に作ったんですけど、作ってて全然面白くなくて(笑) 今は、自分に正直に作ってるので、楽しいし没頭しています。
名称も、パウチトラベルから、ケアンズ・ソウルジャーニーに。小冊子を作っていたときに、いつの間にか表紙に入れていた言葉です。
大学で教員免許を取って、一時教師を目指したこともあったけど、教えたり指導したり鼓舞したり?は自分らしくないな、と思います。
子ども達と接していて何が嬉しかったかって、勉強を教えるんじゃなくて、その子が伸びそうなやり方や在り方を見せて、何かが引き出されていったときだったんです。すごいもの持ってるなあといつも感動していました。
図書室で、つまんねーとふてくされていたチョイ悪君が、「こんな本、面白いんだけどね」と読んでいる私の横にいつのまにか座って一緒に読み始めたことがあっけど、そんな感じ。
旅の案内人をさせていただくとしても、透明でありたい。
受け止めは1人1人違うから、パワースポットとか決めず常に余白を残して。
でもこの方はこんな場所が喜びそうだなと想像を働かせるガイディングが理想です。
何で、昔から「旅」を企画したいと思ってたんだろう。。
不思議だったけど、子ども達と接していた時と同じで、私は触発されたり、向上に向かうための、大らかで自由な場を創りたいようです。いい土壌があれば種は勝手に育つ。旅も土壌のようなものなんですよね。
たまたまケアンズに長く住んでいるからお招きできるし、人生だって考えてみれば「旅」。
長い旅路の一瞬、共に高みを見つめ、それぞれの道へ還る。。そんなイメージです。
いつかケアンズでソウルジャーニーしてみたい、と思われたらこちらのページ、覗いてみてください。