使命がわからなくても、本来の自分が望む道に自然に導かれてハッピーになる方法
2017/09/08 幸せのヒント
特に抜きん出た技術や才能がなく、「これで行き生きてく!」と確固たるものがわからない。
自分が生まれた意味を知りたい。使命を生きたい。
そんな風に思う方は多いのではないでしょうか?
私も昔はそうでした。
「これまでの人生で心から嬉しかったことや、本当に悲しかったことにヒントがある」と本に書かれていて、なるほど、自分の心が大きく動かされたことは確かに使命に関係ありそう。。と、真剣に思い出してみたこともあります。
心から感動した記憶の1つは、教育実習で小学校4年生の子ども達と過ごしたことなんだけど、何かを教えることが使命なのか、みんなで何かを成し遂げることが使命なのか。。???ハッキリとわかりませんでした。
仕事と子育てで忙しかったので常に考えていたわけではないけれど、ふとした瞬間に、今のままでいいんだろうか?わたし使命を生きてるのかな?と知りたくなり、サイキック系のセッションを受けたことも。
でも、いつも「何でもできる」とか「決めないのが合ってる」とか、同じことを言われて、謎は深まるばかり(笑)。
ある時割り切ったんです。どうせわからないのなら、その時その時、やりたいことをやっていればいいんじゃない、と。
行程表は持たず、その時に吹いている風の匂いや、美味しいものがありそうな気がするという感覚や、楽しそうな雰囲気。。そんなものに感覚を委ねて進む、明日どこにいるかもわからない。気ままな一人旅のような感じ。
このミッションを果たすために行く!っていう「出張」とはまるで性質が違う旅です。
もちろん色々なハプニングや嫌なこと、責任を伴うこともたくさんあるけれど、この旅の仕方は基本的に楽しく、チャレンジング。
そんな風に、たとえ自分の「使命」を知らなくても充実した人生を送ることはできると思います。
もうひとつ、2017年に始めた「生命の樹カウンセリング」を通して、興味深いことに気がつきました。
それは、特別に意識していなくても、ほとんどの方が、既に使命に沿って生きていらっしゃるということ!
えっそうかな?と思うかもしれません。私も割り切ってから、なるべく心に正直に行動することを心がけていますが、自分の生命の樹の「使命の色」を見たら、自然と流れに沿っていたことがわかり、このままでいいんだ。。と納得&安心しました。
生命の樹カウンセリングでは、「使命」も「大切にしている価値観」も「迷ったときに従うと良い判断基準」も同じです。(クライアントさんの状況によって言い方を変える)
つまり、あなたがいつも大切にしている価値観は、そのまま使命です。
どういうわけだか、悩んでいる人の話を聞いてあげたいとか、みんなと一緒に喜ぶのが好きとか、納得できないルールに従うのが本当にイヤとか。。自然と感じることってありませんか?
その裏には、何かを選択するときの基準となる、あなたの価値観が隠れています。
上の例で言えば、「慈愛」「共存」「解放」というような。そうした、大切にしている在り方を実現させるのが使命なのです。
だから難しく考える事はなく。。
自分の気持ちに素直に、日々の選択を重ねて行動するうちに、自然と使命を生きていることになります。
それは社会に貢献することかもしれないし、自分や家族を成長させるものかもしれない。お母さんでも、会社員でも、専業主婦でも、独身でも、起業家でも。。立場は関係なく、どう毎日過ごしているかの中に、表現されています。
行動を起こさず、わたしの使命は?と考え続けても仕方がない。
とにかく、
自分の本心に嘘をつかないこと、直感を信じて行動し続けること、今いる環境や自分自身を受け入れて、今できることを一生懸命やるだけ。
それが使命を意識せずともハッピーに生きることにつながります。というより、自然と使命を生きる道につながっています。
1人1人が、その人にしかできない役割(使命)をもって生まれてきている。と私は信じています。
中に種が埋め込まれていて、せっせと水や肥料をやれば、種が意図した美しい花が咲く。薔薇の種から百合が育たないように、最初からセットされている役割があり、水や肥料は、私たちの日々の行いです。
最初からあるのだから、疑うことなく大切に育てればいいのです。
「波動の法則」の著者、足立育郎氏によると
人には、使命があるのは確かだけれど、いわゆる「使命感」を持てば持つほど、プライドに繋がり、自我の振動波が強くなってくる。
だから、できる限り、「ただただ淡々と、自然の仕組みに適って調和のとれた方向に役割をし続ける」
〜つまり、こだわりのない状態で、雑念が入り込む隙間もないくらいに精一杯、自分の役割を演じることが大切なのだそうです。
。。
何かをするとき、いいところ見せよう、得になるからやっておこう、有名になりたい、感謝されたい。。へたすると、そんな下心が出てきてしまいますが、それらを超えた、質の良い肥料や澄んだ水をせっせとやることに専念すると良いのですね。
既に素晴らしいのだから、「世界一美しい薔薇になってやる」と力まなくていい。薔薇の種なのに、百合を羨むこともない。
更に、足立氏はこうおっしゃっています。
「無理をしないで最善を尽くす」。役割に際して可能な限り無心で臨み、“今”やることのみに集中することこそが肝要。
言い換えれば、“あるがままに精一杯生きる”ということ。
自分を誇示することも、奢りも卑下もなく、自然体で温かい。そういう方は一緒にいてとても落ち着くし、エネルギーをもらえます。命全開で咲いているお花を見るだけで癒されるように。
自分の使命を「何かを為すこと」と捉えるのでなく、「あるがままに生きること」と捉えたとき。あなたをとりまく世界の色が変わるかもしれません。