気づかないところで静かに確実に行われている、自然の営みの全ての奇跡を想う
2018/12/25 幸せのヒント
灼けるような暑さから一変して、今日はバケツをひっくり返したような雨が降っているケアンズ。いよいよ雨期の到来です。
乾期の間、息をひそめていた植物たちが、恵みの雨を受けて、むせかえるような生命の力を放つ。
深呼吸すると、つやめく緑から発せられる酸素が身体に巡る。
何と言う循環の中に生かされているんだろう、と改めて気づく。。私は、雨の日も好き。
昨日は2018年最後の満月でした。
海岸に立つと、見渡す限りの水平線のすぐ上を、黒い雲が細く長く広がる様が目に入りました。
辺りの星は姿を消しています。群青色の空を映す海がかすかに波立っているのが見える。
次の瞬間、雲の後ろがオレンジ色に輝き始め、まるで劇場の幕が開いたかのように、まあるいお月様が顔を出しました。
雲の黒とのコントラストでオレンジが際立ち、吸い込まれるような姿。美しく真っすぐで、いつにもまして強く。
月光に心の奥底が照らされて、自分の中で大切なこととそうでないことが浮き彫りになっていく。
「見守っているから、立ち上がって進みなさい。」そう語りかけてくれている気がしました。
頑張れ!と燃えるエネルギーで背中を押してくれる太陽が沈んだ後、夜空に輝く月は、静かな慈愛で包んでくれる女神のような存在です。
蚊の攻撃に遭い(笑)、海岸を立ち去る頃には、満月は見上げる高さに昇っていて。
時速1700kmもの速さで自転している地球、その上で飛ばされることもなく立っていられる重力の働き、潮の満ち引きを司る月。。
私たちの命を維持するために、気づかないところで静かに確実に行われている、自然の営みの全ての奇跡を想わざるを得ませんでした。
地球のあちこちで地殻活動が起こっています。前22日はインドネシアを津波が襲い、多くの方が命を落とされました。ご冥福、復興を祈ると共に、生かされているという謙虚さを忘れずにいよう、と心に刻みました。
最近、のどの異物感(あまり食べられない。。涙)のお陰で身体に意識を向けるようになり、黙々と働いてくれている細胞にも、改めて感謝するようになりました。
今まで意識したこともない様々な想いが、お腹の下の方から喉にこみ上げきていることに気づいてしまって、自分でもびっくりしています。
特に根強いのは「分かってもらえない」と「独りで頑張らなければ」っていう2つ。素敵な方に囲まれているし、表面的には思ってもいない感情でした。
2019年は、人とつながって新しいことを始めたいので、これらの手強い思い込みを手放しなさい と知らせてくれているのかもしれません。
満月と同じで。。五感で認識する中で、初めて気づくことがあるんですよね。
宇宙は絶えず言葉なきメッセージを投げかけてくれている。
それを受け取る鍵は、素直になること、自分ごととして受け止めること。
「この出来事は何を私に呼びかけているんだろう?」そう問い続けます。
実際、大から小までやりたいことがたくさんあります。
あれこれ散漫に行動するのはビジネスにおけるあなたの悪いクセだ、と言われたことがありますが、最近はビジネスという概念すらもなくなってきています。
残された時間を、どこに向かってどう使うのか、に気持ちがいっている。
今朝は、朝7時からミーティング。来年のリトリートのお問い合わせをいくつかいただいていまして、アボリジニガイドのジョニーと色々と話し合いました。
想いが一致しているから、話の内容が創造的です。押しつけ合いがなく、じゃあこんなのはどう?とふくらむ。
誰と組んでも、こんな風に、お互いのリスペクトに基づいた仕事を作り続けたい。
自社主催の旅も決まっていったら告知していきますので、ご興味がある方はメールレターにご登録ください。
(お役立ち情報を書き続けなければ、と気後れして始められなかったメルマガですが、お便りだったら自分らしくできそう。。と思い立ちました。)
先日、生命の樹 Self Discoveryセッションを受けてくださった方に1通目を送らせていただいたら、お返事を何通もいただいて、じんわり温かくなりました。。本当に有り難うございます。
文通しているような交流を育めたらいいなと思っています。
2018年も残りわずか。
1つ1つの細胞の働き、太陽、月、空気、地球、すべての天体の営み、人との出逢い、新たな展開、学び、できごと。。
無意識のうちに受け取り、私たちを次の流れに運んでくれた奇跡を振り返り、感謝する時間を持ちたいですね。
良いクリスマスを!