2019 年の振り返りと、来る年に向けて思うこと。
2019/12/31 スローライフ日記
ついに2019年も終わり。早いですね。
人生の半分以上を過ごしているここケアンズは常夏。青空が広がる大晦日に、今年の振り返りをしてみようと思います。(いつもは過去の写真や制作物を見ないので、結構なチャレンジ。。)
作ったモノ
「魂が喜ぶ働きを見つけるワークブック」。作りたいから作ってみた。という子どもみたいなノリでしたが、400名以上の方がダウンロードしてくださいました。有難うございます。
でも、気づいてしまったんですね。60ページのボリュームは取り組むのが大変だということ。自分もそうですが、無料だと「とりあえずもらっておいて、いつかやろう」という気になりがち。
ですので、1月くらいでブック丸ごとの配布はやめる予定です。
作ったのは衝動だったけど、「天命を生きる」大切さを分かち合いたい気持ちがベースにあるので、来年はオン&オフラインコミュニティを作って、その中で配布して繋がっていけたらと考えています。
マーケティングでよく言われる「無料オファー」「リスト集め」という言葉?考えが私には合わなくて、田舎のおばちゃん的な(まま自分のこと・笑)、顔が見える人に対して「良かったら持ってってー」で、「有難う」のつながりが自然と生まれるのが好きなんですよ。
ワークブックの補足をお送りするために始めたメールシステムも、来月解約することにしました。
次に、自分の魂が喜ぶ働き(職種ではない)が分かったら、小商をしたくなる方がいるのでは?と、オンラインのテキストを作りました。
「ビジネスコンセプトを立ち上げる」&「自分だけのサービスを作る」2冊。
来たる分かち合いの時代に、自分は何を差し出せるか真摯に考えたい方向けです。
武学士レノンリー先生が説く、自分も負けない。相手も負けさせない「自他不敗」の精神に見られる、Win-Winを超えた美しい在り方や、自分の魂と周りの喜びを大切にする、ビジョンのあるビジネスを提唱していきたい。
でも、このテキストまだリリースしていないんです。。動画の解説があった方がいいかと考えていたら、前に進まなくて。
私、話すのも見られるのも苦手、加えて「教える」ことができないんですよ。教員免許まで取ったのに!学生時代のバイトは家庭教師と塾の講師だったのに!(笑)
必要なことは人それぞれなので、「こう」と限定したくないというか。家庭教師の時も、勉強はほぼ教えず、その子に合ったノートの作り方を伝えただけでした。(それでも内申2段階アップ。合っていれば、勝手に伸びます)
やっぱり一方通行でなく「響き合って、高め合える」コミュニティを立ち上げて、交流するスタイルが自分に合っていそう。早く日の目を見られるよう頑張ります。
また、2019年は、魂が喜ぶコンセプトに基づいてお仕事されている方のブランディングのお手伝いを始めました。
ちょうど今日、5月のケアンズでの撮影や取材を経て、厚美さんのウェブサイトができたところ!「ハートの声」を大切にした素敵なお仕事に共感しながら、楽しく制作させていただきました。
他にもユズリハさんのブログテンプレートを作らせていただき、来年早々には、次のクライアントさんのコンセプト&ウェブサイト作りが始まります。
天分を輝かせ、お客様の幸せに真剣なお仕事をされている方のお役に立ちたい気持ちは変わりません。
自分には、リスペクトフルなストーリーを、文章や写真やデザインによって、見える形にする役割があると思ってます。長年やってきた編集者魂が燃えるんです(笑)。
ビジネス的には製作チームを作った方が良いのかもしれないけど、来年も1人の方と丁寧に向き合うスタイルを変えずに行く所存です。
ショップ(パウチ)
2019年4月で、開店7年を迎えたパウチ。
(お客様のご要望により)予約制のギフトパックを始めたり、少量購入の通販をやめたり、
商品のセレクトを「命・伝統を大切にするケアンズ産のいいモノ」だけに整えたりと、方向性がより絞られてきました。
週に1日しか店番に出ていないので、無理のないスタイルになってきて良かった。
パウチは、シドニーのエコラップ・こけビーさんなど、どうしてもご紹介したいものを除いて、作り手さんに会って共鳴したモノを扱っています。
この姿勢は変えず、来年はコラボ商品を作ってみたいです。7年運営してきて、こんなお土産があったら嬉しいんじゃないかと言うのが見えてきたので。。
遊びでロゴも作ってみました。(ジュエリー以外にFoodも考えてます)
あとは引き続き、作り手さんやサービスを提供している方々が「お客様に喜ばれる喜び」を応援できたら嬉しいです。
ケアンズ・ソウルジャーニー
この名称、今年ふっと浮かんだんでした。
「ケアンズの見えない宝」をシェアしたくて始めた仕事です。
ケアンズの空気だったり、先住民アボリジニの文化だったり色々ですが、やはり、ブログのタイトルにもしている「ありのままの自分」に還れるような、太古から脈打つ根源のエネルギーが、ケアンズのとっておきの宝じゃないかな。
それを、理屈を超えて体感していただけるように、透明な案内人でありたい。
●大地の守り人アボリジニの聖地を訪れ、次世代に続く太古の智慧に触れる限定トリップ
●地球最古の森で自分と深くつながり、 魂が喜ぶ人生を立ち上げる、贅沢プライベートリトリート
●個人ビジネスを魂が喜ぶ方向に整える、ケアンズ取材トリップ
●ケアンズの大自然の中で、生命の樹セッションを通して本当の自分と出逢う1Dayトリップ
という4つのメニューを立ててウェブページを作った今年。
1回のツアーに前後最中かなり入れ込むので、月に1度くらいがいいと思っていたら、ほぼそういう結果でした。(基本、ソウルジャーニーは5〜10月の乾季のみの催行です)
宣伝したことないのに、お陰様で素晴らしいご縁に恵まれ、本当に感謝しかありません。
リアルにつながる ひとときは、私の宝物です。
「世の中に素敵な影響を与える」方々をご案内したいと意図したら、本当に、会社、家庭、職場。。それぞれの立場で真摯に活躍していらっしゃる方ばかりでした。
素敵な影響を与える=自分の本領を発揮すること。そのために、ケアンズのエネルギーに包まれるひとときをお届けする気持ちで来年も臨みます。
来年は、もう一店舗 創る夢に向かうので、催行頻度がどうなるか分からないけど、見つけてくださったご縁のある方に、心を込めてご一緒させていただきます。
生命の樹
今年 生命の樹Self Discoveryセッションさせていただいた方々は、共鳴度がより高かった気がします。
「あのお花キレイ。何だか惹かれるわ」と高い木をご覧になったあと近くを散策して帰ろうとした時、手のひらにそのお花がポンっと落ちてきたり。
(嘘みたいですが本当です。今までのステージを卒業する花向けのように感じた)
「本当は人前に出て人々を照らすのが使命」とお話ししたその夜(偶然にも満月でした)、カフェで即興で歌うことになって拍手喝采を浴びたり。
セッションを受けた方々に、本来の姿を教えてくれるような出来事が、すぐに起きることが続いて興味深かったです。
オンラインセッションの割合が高いけど、ケアンズでの対面セッションは気持ちいい空気の中で行っています。今年は何故か、音や声に関係するお仕事をされている方々とのご縁が多かった。
「本当の自分を知る」ことの大切さ。生命の樹という深淵な叡智の一端に触れることができた喜び。。導いてくださった小西温子先生や、セッションを受けてくださった素敵な皆さんに改めて感謝です!
先ほど触れた「魂が喜ぶビジネスコンセプト」創造ノートにも、生命の樹を用いました。
今後は、生まれ持った魂の設計図を知るだけでなく、本来の自分が喜ぶ在り方を深めるために、生命の樹を「使う」提案をしていきたい。
叡智と現実を結ぶことに重きを置き、ビジネスの方向性を整えたい方にフォーカスします。
メディア
パウチは、お陰様で今年も地球の歩き方さんや、Arucoさん、ララチッタさんなどのガイドブックでご紹介いただきました。有難うございます。
また、1月10日に、ケアンズの日本語情報誌・リビングインケアンズ の生みの親として、私からの創刊25周年のお祝いメッセージが掲載された号が出ます。とても小さなコラムですが、関西空港出発ロビーやケアンズシティで手に入るので、よろしかったらご覧ください。
(それにしても、自分の部屋で作り始めたあの日から25年も経ったなんて信じられない!)
10月は、ケアンズのコミュニティラジオで、日本人DJ の潤さんがインタビューしてくださいました。
ケアンズの皆さんの想いをアーカイブしたいと、真摯にそして楽しく活動を続けていらっしゃってすごい。色んな企画をされてますので、こちらからチェックしてみてください。
私のトークは、以下の2本の途中?に入っています。
プライベート
振り返ると、2019年は大きな転機の年で。
子ども達2人は就職・大学入学の年となり、ブリスベン、シドニーへ巣立って、私は妻の肩書きを卒業しました。
学校へ送り出す時は、Have Fun!、帰ってくると「何が楽しかった?」しか言わない母親だった私。このまま、それぞれの世界で生き生きいられたら本望です。
10月は、息子も落ち合って娘に会いにシドニーへ。クリスマスは久々に一家全員で過ごしました。子ども達が大きくなると、知らない世界の話がたくさん出てきて面白いですね。
環境の変化と言うほどでもないけど、7年も愛用したMacから新しいMacに買い換え、iPhoneからAndroidに。
来年は、スマホを見る時間を減らそうと思っています。家でテレビを観なくなって何年か経ちますが、今後も入れる情報を選択し、自分で考える姿勢を持っていたい。
個人的には、ブリスベン、シドニー、メルボルン、バリや日本へ。ケアンズ周辺も、お客様と一緒に島や高原や僻地やリゾートなど、色々訪れました。
中でも26年ぶりのバリは、新婚旅行から一巡りした、時の重なりを感じる印象的な旅。自分の心の癖がいかに現実を作ったかよく見える風景やメタファーがいくつも目の前に現れました。
たまにケアンズの外の空気に触れたくなって、ふらっと出かけるのですが、来年は受け取るだけでなく、出先で、自分からお届けできる何かを確立できるよう精進したいです。
1ヶ月滞在した日本では、久々にたくさん旅行して心の栄養を蓄えました。お世話になった皆さん、本当に有難うございます。
旅がきっかけで古事記や言霊に導かれ、それが生命の樹(ユダヤ)と交錯する不思議な体験も。外者目線で触れた和の素晴らしいエッセンスを次に創るお店に生かしたい、という意欲もわきました。
今年の初め、和の精神を伝える活動をしたいと願ったのだけど、それは「日本的」ということでなくて、調和を重んじ、世界の平和につながる「大和」の精神のことだと捉え方が広がったのも、この旅のおかげです。
健康面では、歯の治療が大変だったり、喉のつまり感が取れずに色々な検査をした挙句、気のせいだとお医者さんに言われたり、身体を意識せざるを得ない1年でした。
大上徒手医学研究所の大上さんがケアンズにいらした時、突然施術してくださって、私の身体に触れることもなく「原因は右下腹部のように感じます」とおっしゃいました。
9才の時 腹膜炎で死にそうになったので、もしかしたら細胞に何かが記憶されているのかも?
50も過ぎると、もっと自分の身体の声を聴かないとだめですね。
生きるって、身体を使ってなんぼ。身体を整え→ 心を整え→ 行動するという、基本の大切さが身にしみています。
日本滞在中に参加した武学の講座で身体に流れる電気を感じ、志、チャクラ、ビジネス(行い)が疑いようのないほど繋がっていることを感じて。
そう、見えないものと実体のつながりを「体感」した年でした。
フィッツロイ島を散歩していて光が綺麗だった午後に。右は森の中で。いつも、カメラのレンズが周りに満ちている光に気づかせてくれます。
2020年
ライフスタイルは今の状態が好き。そろそろ住環境をアップデートしたいくらいかな。
仕事に関して振り返ると、改めてお客様に育てていただいたのがよく分かり、感謝の念に絶えません。
2020年も、感謝と謙虚さを忘れず、「余白」を残して、流れに身を委ねようと思っています。
そして、上で挙げてきた個人の活動に加え、来年は、食の場を創ることに挑戦します。
太古と今。植物と人。先住民と和の文化。天と大地。
融合の美と調和を体現し、時空を超えた全ての命を祝福しあう。
そんな理想の世界に想いを馳せて。
久々にチームで仕事することになるので怖いけど、どんな出会いがあるかワクワクしています。
大和のスピリットと、長く暮らしているケアンズの太古のエネルギーから、どんな化学反応が起きるだろう。
分からないから楽しい。
もうすぐ、2019年の幕が降ります。皆様、どうぞ良い新年をお迎えください。