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1億8000万年前とも言われる太古と今がクロスする、不思議なパワーに満ちた場所【ケープトリビュレーション】

  2017/01/26  ケアンズ観光情報

久しぶりにケープトリビュレーションに行ってきました。

 

 

ケアンズの北、約110kmに位置するここは、現存する世界最古の森が広がる地。

何にもないけど全てある。

エリア一帯が放つ空気が濃厚。

静かだけど圧倒的な存在感。

1億8000万年とも言われる太古と今がクロスする、

不思議なパワーに満ちた場所。。!

 

 

 

車中の会話は、本気で自然や野生動物を追求するTakaraさんのお陰もあって、渡り鳥や植物や菌から、今の日本のこと、次世代の働き方、近未来の予想、写真など多岐に渡り、Mizukiさんから聞いたことも含めて知らないことがたくさん。若い方たちと話すのっていいですね(笑)

 

 

 

強烈にエッジが効いている人たちのことも話題にのぼりました。たとえば

 

1ヶ月に渡るアウトバックでの野鳥調査に、自費でヘリコプターを飛ばしてしまうスケールの大きな、80代なのに元気に動き回る鳥の研究家。(今年も生きてるから来た、と笑っていたとか)

やはり、野鳥や生物を追いかけて、私が聞いたこともないような、ものすごい装備の車を駆って単独でブッシュに入ってゆく、情熱的な野鳥ガイドの日本人の方。(世界を股にかけた仕事をしつつ、自由であることを愛し、いつどこにいるかわからない)

ケアンズ近郊の熱帯雨林の中に50年以上こもっていた、ターザンと異名を取る老人。(上半身裸で、ずた袋を持ってハイウェイを歩く姿をよく見かけました。実はロシアの高貴な生まれの人らしい)

世界一の高値で作品を売ったことが話題になった世界的写真家のピーターリック。(むかしケアンズに住んでいて、一緒に仕事したことがあります。そういえば、彼のオーストラリア写真集の日本語版の訳をさせていただいたことも)

あと今話題の絵本作家、キングコング西野さんとか、強い信念と天才的な発想で世界を変えてしまったスティーブ・ジョブとか、戦略的にアートを売っている村上隆さん。そして、ポートダグラスで死を遂げた環境保護活動家のスティーブ・アーウィン。。。

 

白い砂浜が美しいケープトリビュレーションは、まさにリーフと熱帯雨林が出逢う場所。

 

情熱をかけるものがあって、それに邁進している人たち。

天から与えられた役割に気づいて、いくら苦悩が多くても、命を燃やして生きている人たち。

どの方も、とにかく「自分に正直に生きててカッコいいね」って話になりました。

 

中には世間の風当たりが強い人もいるけれど、ケアンズのターザン老人のように、人との関係を絶ってしまっていても、インパクトを与える人もいるわけで。

 

今は、有名になろうとしたり成功にこだわったり、偽善者的に周りに貢献しようと頑張る人でなく、自分の心に真っすぐ向かい合って、自分を喜ばす生き方をしている人が尊ばれる時代だと感じます。

 

 

 

目の前に広がるジャングルだって、そう。

競争するように、太陽を求めて上へ上へと伸びる樹々が密集して生み出すパワーは、圧倒的で、同時に美しく調和されています。見事なまでに!

私が大きくなっちゃったら、隣の樹が育たなくてかわいそう、なんて匂いはなく(笑)それぞれが全開。

 

個々が真の意味で生き切っていれば、
全体が美しいパワーで満たされる。

 

だから、難しく考えることなくて。

私たちも、シンプルに自分が嬉しいことを選択していればいい

緑濃いジャングルが、姿をもって、そう教えてくれます。

 

 

 

偶然たどり着いた、息をのむような美しい川。

ここで、鏡のようにキラキラと光る、恐いくらい透明な水を眺めながらボーッとする素敵な時を過ごしました。

 

世界最古の森の、電波も届かない川辺で完全スイッチオフ。

 

テレビやネットや携帯から止めどなく流れてくる情報の渦が断たれると。。感じるのは、鳥のさえずりや、太陽の位置や、水の温度や、頬に当たるそよ風のことだけ。

 

 

遠い向こうで起きていることやら、誰が何をしているかに気を取られないというのは、何とも心地よいもの。心が軽やかになりました。

こういうのをゼロに戻る状態っていうのかな。「断つことで気づく」こともあるんですね。

私たちは、あふれるノイズを意識的に断つ時間が必要だとつくづく感じました。

 

 

そして、大自然の中にいさせてもらうと、人はやっぱり地球の一部だって、溶け込むような感覚と感謝がわきあがります。

すると謙虚になって、与えられた自分の命が際立ち、光が放たれるような感覚に。

人間とは何とちっぽけで無力なのだろうという気持ちと、人間の可能性とは何と偉大なのだろうという、それぞれに対する畏怖の想いが交錯します。

ああ、やっぱり自然はすごい。

 

 

ケープトリビュレーションの自然は1億8000万年前の姿を残すと言われています。

白亜紀〜恐竜が繁栄していた時代です!

私たち人間が誕生する遥か昔の地球を想像しながら、この重厚な熱帯雨林に身を置くだけでも価値があるのではないでしょうか。観光施設がたくさんあるわけではないけれど、それ以上のものがある、ここはそんな場所です。

 

※参考:http://discoverthedaintree.com/daintree-rainforest-6/

 

Cape Tribulation Data

Facts

デインツリーレインフォレストは、オーストラリア最大規模の熱帯雨林。クックタウンからタウンズビルに渡るレインフォレスト約12,000平方kmが1988年に世界遺産に登録され、保護されています。一帯に生育する、珍種や絶滅危惧種と呼ばれる動植物の数は世界でも指折り。

地球上の19種の原始的な顕花植物のうち12種がデインツリー地区に生育すると言われ、世界で最も集中したエリアとなっています。

 

Access

ケアンズから国道1号線を北へ車で約2.5時間。Daintree Riverを渡る際は、車ごとフェリーに乗ります。(クリスマスを除き、6am〜夜中まで運行)一般車両の往復フェリー代は$24。ATMが使えるのは8am-5.30pmで、それ以外は現金のみ。係員の指示に従ってフェリーに乗ったらエンジンを切り、車から外に降りずに待ちましょう。

※雨期は、雨量によっては川の水位が上がりフェリーが運行されないこともあります。その他、道路の閉鎖などの状況チェックはこちらのサイトから。

 

野生のワニがたくさんおり、クロコダイルクルーズも出ているデインツリーリバー(右下のサインに注目)。写真は、ロープで車が乗ったフェリーを引っ張っている様子です。

川を渡ったら、熱帯雨林の中を抜けるドライブを楽しんで。カソワリの生息地でもあるので、スピードを出し過ぎないよう注意。

ユーモアあふれる看板、何十年もこのまま(笑)

途中、カフェもいくつか。ガソリンスタンドもあります。

熱帯雨林の中を散策できるボードウォークや、ディスカバリーセンターに寄るのもいいでしょう。

こちらのサイトに現地のアトラクションやホテルなどについて詳しく載っています(英語)⬇

http://www.destinationdaintree.com/

わかりやすいマップのダウンロードはこちらから

 

ケアンズ観光情報

マーフィー恵子


パウチ店主・パウチトラベル主催。オーストラリア、ケアンズに20年以上暮らしています。現地情報誌発行人を経て、現在は「ピュアな自分に還る」をテーマに活動中
● 詳しいプロフィール