ホホバオイル、どれを選べばいいですか?
2016/08/18 ショップ (パウチ) 裏話&商品
お盆休みだけあって、パウチも日本からのお客様が多くなりました。で、よく聞かれるのが「オーストラリアのおみやげ=ホホバオイルって聞くんですけど、どれがいいんですか?」ということ。
いい機会なので、ホホバオイルの違いについてまとめることにしました。
パウチの商品のほとんどは、私が実際に作り手さんに会いに行って、コンセプトや生き方に共感して仕入れたモノですが、正直言いますとホホバオイルに関しては作り手さんに会っていません。
ただ、オーストラリア産でお客様に喜ばれるモノ、という店の方向性に合ったオイルと出逢ったので、扱わせていただくことにしました。それがこちらの「オーストラリアン・ナチュラル社のホホバオイル」です。
ホホバオイルが美容液、保湿液として理想的と言われる理由
まずは、なぜホホバオイルが美容オイルとして理想的と言われているかについて。
ホホバオイルは、その昔、ネイティブアメリカンが、食用だけでなく、傷の治療や肌や髪の手入れにも使っていたという万能オイル。名前はオイルだけど、厳密にはその主成分(90%)はオイルではなくワックスエステルというワックスです。
元々砂漠地帯で自生していたホホバの木は、水がない状態で2年以上も生きていけると言われます。それは、ワックスエステルが木の表面を覆って水分の蒸発を防いでいるから。すごい保湿効果です
人間の肌のバリア機能と潤いを保つ機能を果たし、皮脂の20~30%を構成するのもワックスエステル。
ホホバオイルと人間の皮脂の構造はとても似ているんですね。
35万種の植物を調べた中で、多量のワックスエステルを含む植物はホホバだけだそう。故に、ホホバオイルは、人の肌によく馴染み、肌トラブルやアレルギー反応を起こしにくいのです。
そして、ホホバオイルを塗ることで、ワックスエステルが肌や髪に補充され、乾燥や乱れた生活習慣、ストレスや年齢などによる皮膚のバリア機能が回復したり、肌や髪に本来のツヤとハリが戻ります。
他にも、
- 半永久的に腐らないと言われるほど安定性、抗酸化作用が高い 〜 アンチエイジングに
- 皮膚呼吸を促進
- 角質の硬化を防ぐ 〜 肌を柔らかくきめ細やかに
- 新陳代謝を助ける
- 保湿が持続・殺菌力が高い
- 多量の生きたビタミン群〜肌荒れ、ニキビ・吹き出物、敏感肌などのケアに最適
- 肌の潤いを保ち乾燥や肌荒れから守る
- 毒性を抑え、アレルギー肌・敏感肌にも良い
と言われています。
塗った感じは、わりとサッパリしています。が、メーカーによっては結構ベトベトしているものも。その違いはオイルの産地や抽出法、製造過程にありました。
ホホバオイルの産地と使用感の違い
ホホバオイルは、アメリカ、イスラエル、オーストラリア産などがあります。一般的に南米産は匂いもやや強く、べっとりしがちな使用感ですが、
パウチで扱っているホホバオイルは、100%オーストラリア産です!
メーカーさんに聞いたところ、「
北半球に比べて工場が少なく、公害のないキレイな空気と土壌で育ったオーストラリア産のホホバオイルは「リッチオイル」と呼ばれています。
ホホバの栽培、収穫
ホホバは多年生の低木で、乾燥地帯に生育し、樹齢200年に達する珍しい植物。成長が遅く、収穫できるまで10年近くを要します。ホホバオイルがいかに貴重かがわかりますね。
長い時間をかけて実をつけたホホバを収穫した後、乾燥をかけて、ようやく抽出過程となります。
抽出方法によって変わるホホバオイルの質
ホホバオイルの抽出方法には、産油量を増やすための「高温圧搾法」と、「低温圧搾法(コールドプレス)」があります。
透明なオイルは、溶剤抽出を繰り返し行い脱色脱臭したもの。より安定した部分だけを抽出しているため、お肌のトラブルは少ないのですが、ビタミンやミネラルなどの有効成分は失われてしまっています。
一方、化学薬品、添加物の配合は一切せずに低温圧搾法で抽出された100%ピュアホホバオイルは黄金色をしていて、オメガ6&9脂肪酸、ビタミンA、D、Eが豊富に含まれたまま。
ホホバオイルの違い まとめ
安めの透明なホホバオイルは溶剤などを使い、精製されたもの。マッサージに使ったり、混ぜて使ったり、ヘアケアなどに惜しみなく使える
オーストラリア産のホホバオイルは、公害がない場所で栽培されていて、リッチオイルと呼ばれる。使い心地はさっぱりめ
南米やイスラエル産のホホバオイルは、こってりした使い心地のものが多い
お顔に直接使う場合や、敏感肌やアトピーなどの症状に悩んでいる方は、最高品質の100%ピュアホホバオイルがおすすめ。ビタミンやミネラルを豊富に含み、皮膚への刺激が少なく安心
100%ピュアホホバオイルの特徴
- 長期間にわたって酸化されにくい
- ゴールデン色をしている
- 低温圧搾法(コールドプレス製法)で作られている
- 無精製(化学品は一切無使用)
- 一番搾り
個人的には、自分の肌のことも大事ですが、輸送時に発生する公害を考えて、チョイスできるならば、近くで作られているモノを使うのが地球へのせめてもの思いやりかな。。と思っています。(オーストラリア産のモノを集めた店をやっているのは、作り手さんを応援したいという他に、そういった理由があるから)
ホホバオイルが万能という点、メーカーさんによって値段や見かけが違う点おわかりになったでしょうか?お肌への刺激が少なくて注目されてて、箱入りなので(笑)、おみやげに人気なのも納得ですね。パウチでは15mlと125mlを販売中。15mlの方は、日本への通販もしています。
パウチ店頭価格15ml $14.95 / 125ml $32.95