2018年明けましておめでとうございます。
2018/01/01 幸せのヒント
新年明けましておめでとうございます。みなさん、どんな元旦をお過ごしですか?わたしは、最高気温35度のケアンズで、普段と変わらぬ(ゆったりした)1日を過ごしています。
新年が明けたからか、心に「明」という漢字が思い浮かんでいます。
「明」って、改めて見ると、日(太陽)と月という字から成り立っているのですね。
文字に想いを馳せながら、久しぶりにスケッチブックを開きました。
明ける。
太陽と月が同時に表現される。
内と外を調和させる、2極が出逢う。
手を取り合う。
その間にいるのは、あなた。
この上なく神々しい流れを受け取り流す、
清らかな存在で在れ。
地球を育む、まっすぐな存在で在れ。
明ける、めでたき祝福のとき。
あなた自身も、明るく開け放て。
何となく海に散歩に行きたくなって、出かけてみました。たくさんの人が、それぞれに楽しんでいます。
遠くまで続く水平線を見ながら、砂浜を歩いていた私の目を捉えたのは、淡いブルーの空に静かに姿を現した、透明がかった白の、まあるいお月様。
そういえば明日は満月だな。。と、いい具合に砂浜にあった流木の上に腰掛け、しばし見とれていました。
振り返ると、そこに広がるのは黄金色の黄昏。眩ゆい太陽が、夜の帳に姿を消そうとしています。
思い立って出かけた散歩で、月と太陽が共に在る「明」という文字が空一面に現れた、貴重な時間に出逢えたのです。
「ああ、同時だ」と思いました。
切り拓いて進んでいくエネルギーを象徴する太陽と、時に待ち優しく見守る母親のようなエネルギーの月。
2つが同時に表現されたとき、美しく自立した生き方が創られていく。
生かし合う世界に通じる命の在り方。
2018年、仕事のテーマにしたい世界観を、空が見せてくれました。
さらさらとした砂を足の裏に感じ、足の指で掴むようにしっかり立つと
わたしの体を通して、縦と横に流れる何かが、回り始め。
砂の上には、小さくて踊るような子どもの足跡や、大人のしっかりした足跡、可愛らしい子犬や鳥の足跡もあって。
みんなも、ここにいる。
宇宙も、大地も、人も動物も植物も、同じく今ここにいる。
同時に存在し、この時空を分かち合っている。
幸せの余韻を残した足跡は、そのうち、波や風によって消えていくでしょう。
でも、それでいいんだな、と思いました。
目に見えない大切なものは、足跡を残すなんて意図しない人によって、脈々と受け継がれるのだから。
過去を内包した大地も、未来を映す空も、
わたし達の命も、同時に今ここに在る。
「明」の中に、美しい自立を観た元旦。
2018年 明けまして、おめでとうございます。