支持されて幸せに続くビジネスの公式
2019/11/25 天職・魂が喜ぶ 天分ビジネス
今日は、私が考える「幸せに続くビジネス」について書きます。
以前、「何をやっている人かパッと分からない」とビジネスコンサルタントの方に言われて、肩書きを作ろうと頑張ったけど苦しくてやめたことがあります。
(ショップオーナーなどの「職種」じゃなくて、無形のサービスをしている方がよく使う「◯◯を解消する〇〇専門セラピスト」といった類の肩書き)
専門職に憧れつつも、新しいことを始めたり、創っているのが幸せ。一つに限定すると心がキューっとなってしまう。。そんな自分を肯定できたのは、生命の樹や星などを通して、こんな特性で生まれたんだ、と客観的に分かったからです。
ビジネスにおける強みが診断できる「ウェルスダイナミクス」も、肩書きを作れない理由を教えてくれたものの一つ。
飛び抜けたものがなく(飛び抜けて弱い部分はあったけど笑)、強いて言えばスターとクリエイターの面が強い私。あー今までのやり方で良かったんだ、と納得しました。
「最近、恵子さんスピリチュアル系にいってるね」と言われたりしますが、実体のないものは見えも聞こえもしないし、瞑想したこともないし、パワーストーンよりダイヤモンドが好き(笑)。リアルな感覚や、形があるもの、実業にバリューを置いています。
ただ、25年間、雇われない働き方をしてきて、本質的なことや普遍的な真理は、宇宙や自然の中にあることを実感しているだけ。
良しとされるものの風潮やテクニックは流行があるけれど、宇宙の摂理は変わらない。
どう在るべきか迷った時のヒントは、空や海や植物など自然の姿に溢れているし、答えはいつも自分の中にあります。
ウェルスダイナミクスはビジネス指南書なので左脳的かと思ったら、ユングの分析心理学や、陰陽五行説や易経、春夏秋冬の考え方をベースに編み出されたそう。やはり、宇宙の摂理にヒントを得られたのですね。
発案者のロジャー・ハミルトン氏は
富=価値 x レバレッジ(てこの原理) だとおっしゃっています。
しかも、富=お金ではなく、お金がなくなった時に残るもの であると。
それは人とのつながりだったり、健全な身体だったり、美しいものに感動できる感性だったり。お金がなくても幸せと思える豊かさのことでしょう。
この公式、アインシュタインの有名なエネルギーの法則にも通じるところがあって。
E=mc2 (エネルギー=質量 x 光の速さの2乗)
ビジネスに当てはめるなら、
支持されて幸せに続くビジネス=
質の高さ x 視点の高さ。
質は、「商品やサービス」のクオリティ、そして「生み出す人」の価値・魅力。
ボールは「高い所」から転がした方が「スピード」が上がりますよね。だから高さがキー。
高い所からは遠くまで見渡せる。周りの人々(ビジネスで言えばお客様や提携先)や、次の世代をも含んだ宇宙の視点。つまりビジョンです。
ビジョンがある、質(価値)が高いビジネスは、強い共鳴(エネルギー)を生む。
それが自然の法則なのです。
さらに言うと、E=mc2 が導き出される前の公式は、E2=m2c4+p2c2で、エネルギー(E)、質量(m)、高速(c)ともう一つ運動量(p)が入っていました。
共感、支持を得るビジネスは、行動・実践が伴ってこそ。
当然のことながら、思い描いているだけでは具現化しません。
一方「エネルギー=お金」と定義した場合の公式は、よく言われる「利益=単価 x 客数」。
利益を上げるには、単価を上げるかお客様の数(回転率)を上げるか。
USP、ポジショニング、ブランディング、セールスレター、マーケティング。。世の中に溢れるハウツーは、料金アップか、客数を増やすかどちらかの話をしています。
公式なので、型にはめて続ければ、誰でも結果は出る。
宇宙の摂理は、
ビジョンを持って、世の中に貢献できる価値あるサービスや商品を創りなさい。
魅力ある人間になりなさい。
その後、ふさわしい富がもたらされる。
と教えてくれています。
結果から逆算してない。豊かさは、全体を想い、為すべきことを為している中でもたらされると。
58才の若さでこの世を去った忌野清志郎さん。この動画は、亡くなる前年ガンの闘病後に武道館で行われた「完全復活祭」の1シーンです。
「愛し合ってるかい?」の一言の裏に、世界の平和を祈る気持ちが込められていることがビシビシ伝わってきて心が震えます。
「核などいらねえ」「電力は余ってる」と、原発に対する警鐘を歌った曲を書かれたのは30年も前で、同曲が納められたアルバム「COVERS」は発売禁止に。
「素晴らしすぎて発売できません」と一面の新聞広告を出した後、東芝EMIからレコード会社を変えて終戦記念日にリリースされ、オリコンチャート1位を獲得しました。
清志郎さんは、ずーっと同じメッセージを投げかけてくれた。「愛し合おう。争いのない世の中を創ろうよ」と。
ロックンロール葬に集まった1万人以上の方は、彼の魂の叫びに動かされた人たち。
計算なんてない、純粋な創作活動は人の心を打つのです。
HONDA の創業者の本田宗一郎さんは、車が好きでたまらない超一流の技術者だった。利益を出すことが創業の目的じゃなかったでしょう。
日本には、そんな風土の企業がたくさんあります。
全世界の100年以上続く企業の、実に70%にあたる3万社は日本にあります。
さらに、創業200年以上の企業は約3100社と、全世界のそれの半数に当たり、世界に12社しかない創業1000年超えの企業のうち、9社は在日本。
これって本当にすごいことだと思いませんか?
老舗中の老舗と言われる企業や商売のほとんどは、マーケティングなどしておらず、創業の想いを継ぐことや、目の前のお客様をひたすら大切にしてきているだけ、と聞きました。
貢献の姿勢や、利益の分配が徹底されていた江戸の豪商たちの商売や暮らしぶりにも、宇宙の摂理が見て取れます。
(「マネジメントの父」と言われるピーター・ドラッカーは江戸美術の愛好者としても知られ、「すべての文明、あるいは国の中で、日本だけは、目よりも、心で接することによって理解できる国である」という言葉を残しています。)
売上至上主義で、公式通りに商売する人もいる。
自分に与えられた役割に正直に活動するうちに支持を得て、プライスレスの富を得る生き方をする人もいる。
どちらでありたいか決めるのは自分。
選択の自由がある国と時代に生まれた、私たちの真価が問われています。
Soul Business Vision Workshop
ケアンズに住んでいて、ビジネス(個人的な小商いでも)をしている方を対象に、ビジョンを言語化する少人数のワークショップをします!
「なぜ、このビジネスをしているのか:ビジョン」が明確になると、
・目的地が定まって、ブレなくなります
・今行っている仕事で強化するべきもの、手放すものが分かる
・枯れない情熱の厳選に繋がることができます
・商品(サービス)、発信方法など色々なことに一貫性が生まれ、自然なブランディングにつながります。
ビジョンがあると、ビジネスに力が宿ります。でも1人では中々分かりません。対人で引き出し合い、言葉にしましょう。
「魂が喜ぶビジネス」を立ち上げるプロセス(ステップ)についてもお話します。2020年に向けて、今の状態を知って、次に何をすれば良いかの指針にしてください。
■日時:12月9日(月)13:00-15:00
■場所: パウチ(Shop11, 20 Lake St)
■人数:最大6人(残席3)
■料金:$50+GST