オーストラリア・ラグビーリーグが盛り上がってます
2016/07/06 スローライフ日記
日本ではワールドカップでの大活躍と、五郎丸選手の人気も手伝って、ラグビーに注目が集まったようですね。
ここオーストラリアでは今、冬の風物詩?ラグビーリーグが佳境に入っています。(五郎丸選手がプレーしているのはラグビーユニオンで、ラグビーリーグとはルールが若干異なります。)
オーストラリアのラグビーリーグは、3月から26週間かけて、全国16のチームが総当りでリーグ戦を行い、上位8チームが決勝トーナメントに臨む形。大体9月の終わりまでがプレミアシーズンです。
去年は、ケアンズのある、北クイーンズランド州の唯一のチーム「カウボーイズ」が創立20年にして初優勝し大騒ぎ!やっぱり地元のチームが勝つと嬉しいですね。。
私は、ラグビー大好きって訳ではないのですが、息子が5歳からジュニアチームにいたお陰で、何となく興味を持ち、メジャーな試合だけテレビを見て興奮するという、へなちょこファンです(笑)
でも、スピード感があって、牛のように大きい選手達が体当たりしつつプレーする姿は、迫力満点でかなり面白い!
色々と削ぎ落したシンプルな力強さと、わかりやすい、っていうのがオージー気質に合うのか、かなりの人気で、1試合の観客が8万人超えなんてことも。
中でも、シーズン中に、代表選手が出身州に分かれて3回戦を闘う、ステートオブオリジンは、決勝リーグにも勝る盛り上がりです!
今年は既に2試合が終わり、2試合ともクイーンズランドチームが勝利。2016年の勝者となりました。この10年で9回クイーンズランド州が勝ってます。今年は監督が変わったから、違う結果になるかと思ったけど。。相変わらず強い
ステートオブオリジンの代表選手に選ばれることは、全選手にとって憧れ。
息子の元チームメートが、厳しいプロテストに合格したのですが、2軍でのレギュラー争いも非常に過酷だそうで、1軍でプレーできるだけでもすごいのに、更に州の代表となるといかに狭き門なことか。。
スキルもメンタルも超人的なほんの一握りの選手がスポットライトを浴びているわけですね。
さて、この週末、昨年のチャンピオン COWBOYS vs 前々年度のチャンピオン RABITOHS の試合がケアンズで行われたので行って来ました。
小さなバーロウパークのスタジアムに押し寄せたのは、約15000人の人々。
人口が15万人くらいなので、何とケアンズ市民の10%近くがこの一試合を観るために集まったことになります。
(田舎で娯楽が少ないとは言え、すごい。。)
ケアンズ、日曜はどこも駐車無料、しかもほとんどの人が路駐。何をするにもシンプル。。と、侮っていた私は停める場所を探すのに一苦労。仕方なく遠くに停め、てくてく歩いていき、試合開始後に入ったので席が見つからず。時間には余裕を持ちましょう。
試合の方は、カウボーイズが順調にトライを決めて勝利。ビール片手に声援する人たちで相当盛り上がってました。日本でJリーグを観戦したときは、応援の真剣さや、応援歌を一斉に歌うなど、スタジアムの一体感に感動すら覚えた私。一方、今回の試合は、個人がそれぞれ思いっきり楽しんでる風でした(笑)
ちなみに、各試合のチケットはオンラインでも購入できます。
面白いのが、試合の勝敗をオンラインで賭けられるSportsbetというシステム。昔はTABなど、一定の場所で行われていた賭け事が、今はスマホのアプリもあるようで、どこでも簡単に出来るようになってます。(ステートオブオリジン中継でも大きく宣伝されていて、ギャンブル推奨してんの?と少し驚きました)
この時期オーストラリアに旅行される方、興味があったら実際の試合や、テレビなどで観戦してみてはいかがでしょうか?世界トップレベルのオーストラリア選手の迫力あるプレーは、ほんと圧巻ですよ!
芯から観戦を楽しむローカルに混じって、街のパブでお酒を飲むのも面白いかもしれません。
特に盛り上がる決勝は 毎年9月、ステートオブオリジンは6〜7月の水曜、2週間間隔で3試合行われます。(2016年の第3試合は7月13日)
ケアンズ街中で大型スクリーン観戦できる主な場所
A Casino Sports Arena (カジノ2階。ドレスアップする必要はありません)
B The Pier Bar (ピア1階。ラグーン近く)
C P.J.Obriens (シティプレイスにあるアイリッシュバー)
D Cairns Courthouse(庭に設置されたスクリーンで広々)
E Jack (バックパッカーや若者が多い)