臨界点で必要なのは。。
2021/01/21 幸せのヒント
1月21日。今日は牡牛座上弦の月です。
ケアンズは数日前にサイクロンが近づき、今日も雨がしとしと降っています。なぜだか、ものすごい睡魔が襲ってきて、やりたいことがあるのに、気絶するように何時間も寝てしまう日々を過ごしています。。
コロナウィルス やアメリカ大統領選を通して、個人、企業から国家レベルまで様々な本性が浮上しましたね。
選挙は不正してでも票を得られれば勝つ、ということが歴史に刻まれてしまいました。
トランプ前大統領のツイッターのアカウントが凍結されたり、関連団体の投稿がフェイスブックから削除されたり、YouTubeでバンされた個人や団体が増えたり、実は発信はこんなにもコントロールされてたんだということや、マスメディアがいかに偏った報道をしているかも露呈しました。
シュガーコーティングされた、見栄えや聞こえの良いものが、私たちの周りに蔓延している。
奥に潜む意図を見抜けないと、今後幸せに生きていくのは難しいかもしれません。
(気づかなければ心地よいだろうけど、目覚めてしまったなら。)
それには情報を鵜呑みにしない(自分の頭で考える)こと、自分の感性を信じることと、感情に溺れないことが大事かなと思っています。
感情はドラマチックで人生のスパイスになる素敵なものだけど、はまってしまうと心の目を曇らせるので、味わったら、水に流すのが理想。
せっかく色んな事象や感情を体験するために生まれてきたのに、一つの感情に浸っていると次が入ってこないし、同じ色の眼鏡でものごとを見続けたら、世界の彩度が低くなる。
ものごとに内包された意図や本質を見出すために、自分の眼鏡はクリアにしておきたいと思うのです。
そういいながら、最近の私は、中共による、ウィグルの人々の強制収容や香港の活動家の制裁など。。パンデミックの陰で起きている悲惨な事実に対して、涙が出るほどに切なく、悔しいという感情がわきあがってなりませんでした。
立ち上がっても結局、暴力かお金か。。権力がある方に支配されてしまうということを、全世界が同時に見ている。
それなのに、変わらないどころか、静かに独裁に向かう力が拡大している。
中国と仲が良いバイデン氏が大統領に就任したことで、日本もより気概が必要にあるでしょう。
次の世代に、安全で普通の幸せが謳歌できる世の中を残せるのだろうか。。何ができるのだろうと真剣に考える日々でした。
でも、暗くて重たい気分になっても何もいいことなし!
今、臨界点を迎えているのかもしれない。
「陰極まりて陽となる」ということわざがあるけれど、転じさせるのは、やっぱり1人1人の力だ!と切り替えました。
誰かや何かを裁くことは解決になりません。(ましてや外野の人間がとやかく言うのは意味がない。)
誰かや何かに頼って、思い通りにいかないと嘆くことも、事態を変えません。
変えられるのは、他ならぬ自分です。
自分の在り方と、行動。それだけ。
一般庶民の私は、「世界の平和を願う」と言ってるより、自分と周りの世界が「平和である」ことが、きっと理想に向かう最短最強の道。
パワーがあるのは、”Doing” より “Being” です。
1人1人の意識が社会を創る、というのは妄想ではありません。
江戸時代は、人口100万人という世界的な大型都市でしたが、現代の警察にあたる「与力」「同心」はたった数十人だったそうです。
私的組織を含めるともっと多かったとは言え、1人1人の道徳心の高さが安全な街を作ったという見本ではないでしょうか。
今でも、カフェで席を確保するためにカバンを椅子に置いたまま注文に行くといった場面を、日本帰国時に見かけて驚きます。そんなことができる国ってそうそうありません。
日本の人々の美徳の力を信じています。自分のDNAにもそれが流れていることを信じています。
中でも大切にしたいのは、「思いやり」。
個の時代の意味をはき違えず、みなが平和で過ごせる世の中の第一歩は、思いやりあうこと。
親切とか、貢献とかともちょっと違う、何かやわらかで温かくて。
見返りを求めず、正義感や情けのような重さもなく、してあげるという傲慢さもない。
人間としての美しいふるまい。それが思いやりです。
自然と人の痛みが分かり、少しでも和らげるために何ができるだろう、という共感力と想像力。
思いやりは、平和に向かう原動力です。
それが、鬼滅の刃のように闘いに結びつくのか、音楽や芸術などの創作なのか、美味しい料理をつくって励ますことなのか。。何を発動させるかは、時世と自分の価値観が決めることでしょう。
まずは、近くにいる人や動物や自然に向けて。。
思いやりを持って過ごしたいですね。