何でこの時期にヘッドスパを始めたんですか?

灼熱のケアンズ。クリスマスも近くなって街は浮き立っていますが、12月17日から州のボーダーが開くということで、COVID19のワクチンを2回接種していない人はカフェすらも入店禁止、室内はマスクの着用と、外出を控えたくなるようなお達しが出ています。

こんな世の中になるとは、1年前には想像すらできませんでした。

私がヘッドスパサロンを創るということも(笑)。

 

「コロナの時期にオープンするなんて勇気ありますね(大丈夫?)」と言われますが、やってみたい!と心がうずいた時が私のタイミングなので、特に勇気を出したわけじゃないんです。

現状維持、方向転換、休憩、リサーチ、学ぶ、新しいことを始める。。皆さん、この時期に色々な行動を取られましたよね。

正解、不正解はなくて、大事なのはただ一点「自分に素直かどうか」だと思います。

(現代は情報が多すぎて、果たして本当に自分の想いなのか、誰かの影響を受けているのか見極めるのが難しいですが。。)

さらに、「こうなったら嫌だからやる」というリスク回避の計算ベースと、「やりたいからやる」というワクワク本能ベースを比べた場合、後者の方が長くハッピーが続くと感じてます。

一般的に賢いのは前者かもしれないけど、50も半ばになってくると 残された時間の方が短いので、仕事に関しては、私は後者一択。

仮に思った通りにいかなかったとしても、創るプロセスを楽しんでいれば、失う可能性があるのはお金くらいじゃないですか。

自分の力ではどうしようもない、ご縁、学び、体験、時間と違って、お金は頑張ってバイトでもすれば穴埋めできる。

だから、何かを始めることよりも、やりたかったこをせずに後悔する方が怖いんです。

 

実際、コロナの建築ブームで、大工さんや配管工の方、そして資材の確保はとっても大変でした。。こんな短期間でできたのは結構、奇跡的だったかも。

 

と、かっこよく書いてしまいましたが、一言でいうと、あまり考えていない単純な人間ってことですね(笑)。

今回のパンデミックといい、綿密に計算したり計画しても予想外のことって起こり得るので、私のエンジンは感性で、脳は運転制御システムみたいなもの。

リビングインケアンズという情報誌を創刊したときも、地元産のモノを扱うお店パウチをオープンしたときも、アボリジニの聖地を巡るツアーを作ったときも、すべて「こんなものあればいいのに」。。が動機でした。

思えば、初めての業界ばかりでしたけど、人様に支えられて何だかんだやってこれて、感謝しかありません。

本当にいつも人に恵まれていると思います。

ただ、よく知らずに単純な発想で始めるので、毎回、特に立ち上げ時はぶざまです(汗)。

今回のヘッドスパも、オープンまで色々ドラマがありまして、主宰している天分美ジネスオンラインサークル内では、逐一そのぶざまさや、想いなどをお伝えしてきました。

(商いのやり方は教えられないので、実際の姿を見ていただくのが良いかと思って)

いい年になって吹っ切れたというのもありますが、「ご笑覧ください」という心境なんです。

 

 

「何でヘッドスパを始めたんですか?」とよく聞かれます。

さっき書いた通り、「コロナの時期に求められてて他と差別化できて勝算があるサービスは何か?」など高尚なことは考えられないので(汗)、直感です。

もう少し言うと、数年前から「和の精神を伝える仕事がしたい」という想いがあり、「ヘッドスパ」で実現できるんじゃない?とピンときたから。

ヘッドスパという言葉も和製英語だし(オージーにヘッドスパ、と言っても何それ状態)、「普段 意識することのない頭皮」をケアをするという発想は日本的。

あるシンボルや偶像にお祈りを捧げる民族はたくさんあれど、山や大地や家などにいる、あらゆる「見えない存在を拝み、大切にする」習慣を持つ日本人の感覚が、そういう発想を生んだのではないかと思うのです。

土台(頭皮)が整ってこそ、健やかで美しいもの(髪)が育つ。

それは、空間を清らかに整然に保つことを大切にしてきた日本の美意識でもあります。

 

インテリアは禅を意識。「は?室内に石?」とか、大工さん達になかなかイメージが伝わらなくて大変というか、お互い面白かったです(笑)

 

ヘッドスパを創りたい!ってワクワクしてから、自分がお客さんだったらどんな施術を受けたいのかなって考えました。

そして、調べるほどに、「頭」って色んなアプローチがあるなあと気づきます。

頭皮、髪、頭蓋骨、フェイシャル、筋肉、脳、脳脊髄液、ツボ、経絡、スピリチュアル系では、宇宙などからの情報を受け取ると言われる頭頂のチャクラや第三の目などなどエネルギー的なこと。

なので、いろんな方向の勉強をしました。(今も)

手法や手技という手段はさておき。

私自身が求めていて、お客様にもお届けできたらと思うのは

「頭を空っぽにして、自分とつながるひととき」です。

 

 

スマホなどでつい見てしまう、情報や周りの人の意見や動きなど(別に悪い内容ばかりじゃないけれど)に頭が支配されて、「自分不在」になるのが嫌なんです。

日本では太古の昔から当たり前だった、中心には、崇高な魂が既に在るという概念を「体感」できる場が創れないだろうか。

「自分らしく生きる」ことを求めて、自己啓発セミナーや本や外からのメッセージなどを入れるほど、中心から離れていくというパラドックスを抜けて。

内に広がるスペースに漂えば、「自分らしく」を超えて、

それ以上でもそれ以下でもない「丸ごと素の自分」に還る。

自分の人生を創造していく力を携えた貴方に。

世界で流行中のマインドフルネスというより、マインドエンプティネス。

そんな世界観を構築できたら。。

 

瞑想もしないし、無宗教だし、雑念だらけの私。頭を空っぽにして、ただ鳥のさえずりを聞くとか、湿った土を踏み締めるとか、小川のひんやりした水を感じるとか。。五感を全開にしたくて、よく自然の中に出かけます。

同じようなひとときを、K’s Japanese Head Spaで演出できたら幸せ。

そう思いながら、毎日ぶざまに働いています。

 

天職・魂が喜ぶ 天分ビジネス

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