魂が喜ぶ仕事をしたくて頑張ってるのに、しっくりいかない状況を変える鍵
2020/06/25 天職・魂が喜ぶ 天分ビジネス
主宰している天分美ジネス実践サークルMoon Tribeの新月オンライン集会がありました。
2020年の6月の新月は、夏至(オーストラリアは冬至)と日食が重なるという、滅多にないスペシャルな日だったので、1人静かに「理想の自分」を思い描いて意志を立てるワークシートをご用意して事前に取り組んでいただきました。
日食は、太陽(今世の目的)が月(潜在意識)の陰に姿を消すタイミング。本当の想いやインスピレーションが湧きやすいだろうと思ったから。
今日はその流れを受けて、仕事という観点から「理想の自分と願いごと」についての見解や体験を書きたいと思います。
Being, Having, Doing と分けて考えるとわかりやすいので、図を作ってみました。
円の外側の青い部分、「知性、感情、理性、本能」は「心」や「思考」いわゆるマインドのこと。現実によって揺れてコロコロ変わります。
内側で光ってるBeing=本当の自分。理想の自分(在りたい自分)は、「あなた、本当はこうだよ」という呼びかけとして浮かぶ姿ではないかと私は思ってます。
マインドは人間ぽくて愛らしい部分だけど、溺れたり翻弄されると、Being に繋がることができません。
私たちの願いごとや目標の多くは、これが欲しい(Having) 、これをしたい(Doing) です。
◯◯の資格を得たい、SNSのフォロワーを増やして認知度を上げたい、高額商品を作ってどんどん売りたい。。など色々浮かぶと思います。
それらは本当に心の底から望んでいることかどうか、静かに止観していただきたいのです。
もしかしたら、世間体を気にしたり、周りと比べてたり、不安や恐れからの逃避だったり、ないとダメという固定観念だったりしませんか?
私たちは兎角、自分の価値をあげるために、目に見える HavingやDoingを得ようとします。
で、頑張って願いが叶っても「まだまだこんなんじゃダメ」と終わりがない旅が続く。(特に日本で教育を受けた私たちは真面目なのでその傾向があるように思います)
いつまで経っても本当の意味で満たされないのは何故でしょう?
それは、外側にくっつけることばかりに目を向けて、内側の、あなたという存在そのもの=being の価値を認めていないからです。
(元々チャーミングなのに、タイプが違う誰かになりたくて、着飾ってメイクして、どんどん本当の魅力から遠ざかって行く感じ。)
大元にある、かけがえのない あなたの存在(Being) の手足となって動く Doing で周りに貢献するのが、魂が喜ぶ仕事。
職種は何でもいいんです。
3つが一致すると、私を生きている!という実感が得られるし、周りがどう言おうといいじゃん、と強くなる。
魂が喜ぶ仕事を目指すなら、
願いごとは、人としてどう在るか/在りたいか(Being) を明らかにして
→そのために何が必要か(Having) →具体的に何をするか(Doing)の順で立てましょう。
Beingがわかれば、本当に求めているものも自然と分かります。マインドは司令塔としてじゃなく、実現のために「使い」ます。
私の場合は、Being Having Doing がズレているときの仕事は、立ち行かなくなるか、身体の具合が悪くなります。
「やりたい!」と思って始めても、よくよく考えると Beingから発動してない。そんな時は大抵ダメになる。
何年か前に手掛けた女性用ビジネスバッグの輸入総代理の仕事はまさにそれでした。
その頃は、スタイリッシュで実用的なPCバッグがなかったので、オーストラリア人の女性デザイナーのバッグを見つけた時「これだ!」と思ったんです。
自分が欲しかったこんなバッグを日本に紹介したい!と、すぐに連絡を取り、シドニーまで日帰りで飛んで会って、実物を見せてもらって、独占販売契約をしました。
日本語のパンフレットもウェブサイトも作ったし、幕張の展示会にも出展して。
超大変だったし、日本での倉庫の手配、船会社とのやり取りetc. 全てが初めてで、もちろん仕入れもしましたから、お金も時間もエネルギーも随分と使いました。
ところが、注文が入り始め、少しづつ軌道に乗り始めたところで、何と仕入れ元のメーカーと突如、連絡が取れなくなった。
先方の電話もサイトも全部なくなっちゃったんです。「ごめん、理由は今度説明するから」と言われたのが最後。
まさかこんなことになるなんて夢にも思わず、呆然。。(今だから言える話です)
自由、風通しが良い(=囲い込みが嫌い)、温かい交流という私が理想とする在り方(Being)と、独占販売、卸すだけで自分はノータッチというスタイルが、全くズレてた、と気がつきました。
それに、始める前に為替やら掛け率やら販売予想やら、お金の計算ばっかりして全然楽しくなかった。(ビジネス上必要不可欠な部分ですが)
そもそも、ケアンズで小さなお店を運営しているだけじゃダメかもしれない、という焦りから探した商材だった。
ストップがかかったことで「それあなたが本当にやりたいことじゃないでしょ」と気づいたんです。
とても痛いレッスンだったけど、魂が喜ぶことをしないとダメだ。。という教訓になりました。
。。どうしたらいいんだろう。
考えても分からなくて、逆に「楽しくて流れるように事が運んで、続けられた仕事」を思い返したんです。
そうしたら、始めた時の共通点がいくつか見えました。
直感を無視しない、想像するとワクワクして夢中で行動している、または依頼されて、できるか分からないけど、やらせていただこうと感じた。。
そして実行した時に共通していたのは、天分(天から授かった才能)を発揮することでした。
バッグの総輸入で楽しかったのは、販促物や展示会のブースを創ってた時ぐらい。
主業務は、書類のやり取り、卸先の開拓や交渉で全く冴なかったし、中国産でマスプロデュース(それが悪いということではなく)のモノを情熱を持って紹介することができなかった。。
一方、パウチというお店は、作り手さんに会って共感したモノだけセレクトしているから、お客様に説明するのが楽しい。
それは、価値ある光を発掘して、媒体や空間(メディアでも店でもツアーでも)を創って紹介する、という天分が生かされているからなんですね。
情報誌を発行していた時から、ずっとそれやってます。
最近は、外出規制がかかったこともあって、皆さんの天分を見つけて発揮する手立てを一緒に探るオンラインセッションや、ウェブサイトの製作までを請け負うブランディングのお仕事が、自然な流れで生まれました。
天分は、自分にとっては当たり前で、自然にできてしまうこと。
使うほど喜んでいただけるし、その笑顔を見て自分も嬉しくなるというハッピーな循環が生まれ、少しづつ内側のBeingが溢れだす感覚になります。
「え?そんなことが才能?」と思うかもしれないけど、Beingと現実の扉を開く「鍵」。
まずは、周りの方から褒められたことや、喜ばれたことを思い出してみてください。または「私のいい所ってなんだと思う?」と聞いてみてください。
そして、それらを認めて、日々のお仕事で発揮してみてください。
そうする中で、Beingが益々明らかになり、そこから発動する願い事の質も、行動も変わってくると思います。