いのちの森 水輪にて。

  2019/08/16  魂が喜ぶ働き

8月初めから日本に来ています。夏をこちらで迎えるのは本当に久しぶり。色々な場所を旅して、日本の奥深さを味わっています。

中でも2泊3日で母と訪れた長野は、魂に響く素晴らしい時間となりました。

 

 

宿泊した「いのちの森 水輪さん」は、「心とからだといのちのリトリートセンター」。

出産時に脳に重い障害をおった娘、早穂里さんの療養のために構えた居に、人々が集まるようになって、自然と発展してゆかれたという場所です。

飯綱高原の堂々とした山を背に点在する、美しく手入れされたロッジは全部で11棟。

タクシーから降りて澄み渡った空気を胸いっぱいに吸い込み、扉を開けた途端、心地いいウッディな空間と穏やかな時間に包まれました。

 

facebookからお借りしました。

 

ここは、様々な体験をされてきた、オーナー塩沢ご夫妻の、いのちへの祈りと尊厳が満ち満ちています。

循環農法を取り入れた、敷地内の広大な畑で採れた野菜をベースにしたごはんは滋養に富み、野菜は本来こんなにも瑞々しく美味しいのかと驚かされ。

捧げてくれた「いのち」を私たちはいただいているんだと、自然と一口一口味わっている自分がいました。

 

農薬や化学肥料を使って育ったお野菜は、日が経つと「溶けて」「腐って」いってしまします。
自然農のように、農薬も化学肥料も一切使わず、大自然の中であるがままに育ったお野菜たちは、自然の摂理の中で、「枯れて」いきます。
水輪ナチュラルファームでは、農薬も化学肥料も動物性肥料も一切使わず、手間暇かけてお野菜を大事に育てています。
そんな自然農の畑は、大地のエネルギーもいっぱいで、お野菜だけではなく、自然農園を訪れる人たちにもたくさんの元気を与えてくれます!ファームブログより

 

水輪さんで勤めているのは、社会に適合できなかった青少年の方々。

若者の心の扉を開き、いのちの感覚を目覚めさせ、知力・体力・気力を充実させ、人間力・仕事力・徳力・生活力・学力・実践力・自分力を養い、世のため、人のために役立つ人間に成長することを願い、若者の「生き方」と「働き方」と「自立」を応援する

「生き方働き方の学校」の研修生という形で、畑や厨房や宿泊施設のお掃除、受付など色々な形でお仕事されています。

真っ直ぐで、ピュアな皆さんの一挙手一投足は、それは丁寧で心がこもっていました。

一つ一つの動作に心を込める時、その人の息吹が吹き込まれ、触れ合う全てが躍動するんですね。

 

 

高原の柔らかな日差しを浴びるたび、澄み切った空気を感じるたび、100%いのちを出し切っている野菜を口に運ぶたび、青年の皆さんのひたむきな姿に触れるたびに。

誰からか賞賛を受けずとも、粛々と日々繰り返される いのちの営みは、こんなにも清楚で力強いものなのかと、胸が震えます。

循環の中で生かされていることをからだで感じ、それぞれが、いのちを全うする中で生まれる美しいハーモニーに包まれ、氣力がみなぎっていきました。

 

 

水輪のオーナー、塩沢氏は

壮絶な娘さんの看護の日々が、まさかこんな展開になるとは夢にも思わなかった。仲間たちに支えられて、ここまで来た、と幾度となくおっしゃいました。

40年と少し経った今では「一人一人の心と体といのちの健康を考え、癒しと気づき、学びを実践し、大自然と調和共生した次世代のコミュニティーを目指して活動する」という志に共感した人々が国内外から訪れ、泊まるだけでなく、ボランティアや講師など様々な形で関わっています。

京セラの会長であり、JALの再建にも関わった稲盛和夫氏もその1人。

フラワーオブライフ著者、ドランヴァロ・メルキゼデク博士は、水輪の敷地が世界有数のエネルギースポットであるとして、ストーンサークルを創りました。

 

国連から「グローバルな人間の共同社会フォーラム2005賞」を受賞し、持続可能な社会モデルとして認められた、イタリア政府公認の欧州最大のスピリチュアルコミュニティ、ダマヌールが創った、日本初の石の螺旋もあります。

 

 

パンフレットを見ると、お医者さん、セラピスト、ヨガ、気功。。ありとあらゆる「いのちの営み」の本質を探る人々がここに集っているのが分かります。(偶然にも、先月は叔父が講師を務めてました)

依頼した訳ではなく、自然とそうなったのだと。

光は光を呼び、そこで生まれた渦は、世の中を照らすために更に大きくなる。

打算の余地などない、真っ直ぐな在り方が隅々まで行き渡るスペースの中で、人々は、自分の中の光を思い出すのだと思います。

 

 

長野に来る前、武学の講座で「人生で一番嬉しかったことは何ですか?」「今まで一番輝いていたと思う時期は?」など、人生の明るい部分に想いをはせて、志(7段階のうちの一つ)を出す試みがありました。

嬉しかったことで私が最初に思いついたのは「子どもを授かったこと」。

そのころを思い出すと、雲の上を歩いているようにフワフワしていて、自分が何もしなくても、完璧に育っていくいのちを日々感じていて。

宇宙が、お腹の中にありました。

 

この日はラッキーなことに地元の花火大会。湖畔で「手筒花火」を初めて見ました!

 

私はそれまで、慣れない国で、今までしたことがない仕事を始め(起業した翌年の妊娠だったので、発覚した時は嬉しいと言うより途方に暮れた)、自力で何とかしようと必死でした。

信じて委ねることは、安らぎをもたらしてくれるんだ、と知りました。

それでも、いのちは育まれる。

そんな体験を思い出して、「大いなるものとつながって、委ねと発展を体感する場を創る」を(陽)志としました

いのちを起点とした仕事をしたい。

とは言え、それがどんな場なのか、本当に自分が望んでいることなのかは分からなかったのです。数日後に訪れた水輪さんは、まさにその世界観を体現されていていた。

志を持って行動する真っ直ぐさ。いのち(自分も周りの全ても)を信じて、感謝と共に運ばれていく謙虚さ。

それらを目で見て感じ、志とつながる貴重な体験をさせていただきました。

 

魂が喜ぶ働き

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マーフィー恵子


オーストラリア・ケアンズに93年から暮らす。95年に現地情報誌を創刊、編集長を経て現在は「本当の自分を知り、生きる」を主テーマにセレクトショップ、セッション、旅、学びの場などを展開中。
● 詳しいプロフィール