ケアンズ郊外のB&Bに泊まって、ホテルとひと味違う体験をしました

前の記事で夜のパロネラパークを訪れた様子を書きましたが、また120km近く運転してケアンズに帰るよりゆったりしようということで、B&Bに泊まることにしました。

 

パロネラパークが人を魅了する理由はきっと。。

 

B&Bとはベッド＆ブレックファーストの略、つまり「朝食付き簡易宿」のことです。

 

「あー民宿ね。日本も田舎の方に行くとホテルじゃなくて民宿が増えるの。同じだね」と富澤さん。

民宿って言葉、何だか温かみがありませんか？B&Bも、自宅を改良しているケースが多いので、ほとんどの場合オーナーさんとの交流があります。ラグジュアリー感はないけど、ローカル気分はバッチリ。

 

 

今回お世話になったTropical Bliss B&Bも、オーナーのピーターが甲斐甲斐しくお世話してくれました。

予約の電話の時に、行き方を丁寧に説明してくれて「イニスフェイルに着いたら電話して」と言われたけど（友達の家に行くみたいな会話だった・笑）結局Google Map見ながら簡単に行けました。

サトウキビ畑の囲まれた道は街灯もなく真っ暗なので、運転中微妙に不安だったけど、着いた途端、かなーりリラックスした彼が「大丈夫だった？無事着いて良かった〜」と迎えてくれて、一気にゆるみました（笑）

 

 

夜はすぐに寝て、朝は鳥のさえずりで目が覚めた！

こういうちょっとしたことがリッチに感じる私。。（自宅の周りも鳥たくさんいるけど）。前夜は暗くて気づきませんでしたが、広い庭のすぐ横には自然の小川も流れてる、素晴らしくのどかな環境です。

 

コーヒーや地元産のフルーツ、トーストなどのシンプルな朝食をいただきながら、もう１組のゲスト（ドイツから来て旅している若いドクターでした）も交えて色々とおしゃべり。

ドイツは右側通行だから慣れるまでこっちの運転は恐かったとか、今日はどのルートで行くのがいいと思う？とか。（ローカルに地元情報聞けるのってB&Bならではの良さですね。）何とケープトリビュレーションまで行くと言うので、「遠いね〜」と言うと「５時間くらいのドライブはしょっちゅうしてるから平気」とのことでした。オーストリアに近いドイツと行ってたけど、車社会なのかな。。行ったことのない場所を想像できて楽しい。

 

私達は、彼等の背の高さにビックリしたし、出発時にわざわざお見送りした私たち日本人の礼儀正しさに、彼等は驚いたかもしれません。

ホテルやモーテルだと他のゲストと話す機会ってそうないけど、小さいB&Bだと自然と顔を合わすことになるから、小さな国際交流が生まれますね。

 

 

 

「水の音が聞こえるのが幸せ。長いこと砂漠地帯に住んでたから」とピーター。

聞くと、西オーストラリアで、アボリジニのコミュニティに野菜の育て方や、彼等の言語を失わないための私設の教育機関を作る責任者に任命されて、砂漠地帯を点々と移動しながら暮らしたそうです。15年近く従事したプロジェクトが成功に終わり、このB&Bを始めたそう。

ゆっくりリタイア？と思いきや、裏庭にグランピングを作る計画や、小屋の改造計画など、彼の頭の中にはまだまだやりたいことがあるようで、楽しそうにプランを教えてくれました。

 

２杯目のコーヒーのあと、２匹のワンちゃんと共に庭を案内してくれ、富澤さんも楽しそう。「2年後くらいに来たら随分変わるんでしょうね。やること盛りだくさんで毎日ワクワクだね」。通訳すると「やることあり過ぎ！」と笑ってました。

 

 

 

「チェックアウトの時間なんて決まってないからゆっくりしてって」と言われて、本当にのんびりしてしまった私たち。。（朝ごはんも起きたら用意してくれるスタイルなので、時間にしばられません。）

 

親戚の家でも訪ねたかのような、アットホームさがB&Bの魅力だなあと改めて感じた滞在でした。

 

洗練さも豪華さもないけど、素朴で力の入っていないおもてなしが好きな方には、居心地がいいと思います。私は色んな人の生き様？に触れることに興味があるので楽しかった。

（ピーターには、Club Cairns Wingのメンバー限定Facebookグループ用の動画にも登場していただきました）

 

 

 

ホテル、ゲストハウス、ホリデーユニット、コテージ、B&Bと、旅行も宿のスタイルで色々変わります。ケアンズと周辺エリアには全タイプ揃ってますので、お好みでチョイスしてみてください！

 

 

 

 

 

ケアンズ観光情報

B&B