ゴートミルク石けんがお肌にいいワケと、作り手さんのこと。

ゴートミルク(ヤギのミルク)。。聞き慣れないかもしれませんが、実はクレオパトラもお風呂に入れて美肌を保っていたという、古代からお墨付きの優秀なスキンケア素材です。

パウチでは開店時からゴートミルク石けんを扱っていて、最近リピーターさんも増えてきたので、改めてどんなものかお伝えします。

 

ゴートミルク石けんの特徴

天然の保湿成分がタップリで、洗い上がりしっとり。

ゴートミルクは、各種ビタミンや、牛乳の約3倍のミネラルなど栄養素を豊富に含むほか、カプリン酸、カプロン酸などの脂肪酸の働きで、肌のPHバランスが整い、保湿、抗菌効果が期待できる言われます。上質なゴートミルク石けんは洗顔に使ってもOKだそう。

 

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パウチで販売しているPure Scentsさんの石けんは、じっくり熟成させて作る過程でできる、天然の保湿成分=グリセリンが含まれているから、洗い上がりしっとり

 

紫外線など外部のダメージからお肌を守ってくれる

しみ、しわの原因となる紫外線のダメージからお肌を守るために大切な肌成分の1つであるタウリン。活性酸素を押さえる働き(抗酸化作用)もあると言われ、ゴートミルクにはなんと牛乳の約20倍も含まれています

 

人間の肌に一番近いPHバランスだから、お肌の炎症を押さえる効果

ゴートミルクは、母乳と同じβ-ガゼインが主体で、アレルギーが出にくいたんぱく質成分でできているために、肌の不快感や炎症を抑える効果があると言われます。人間の体と相性が良く、赤ちゃんやお肌が弱い人にもおすすめ。

 

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アトピーの方や、敏感肌の方が一度ヤギのミルクの石けんを使ってリピーターになったという話もよく聞きます。

 

お肌をやわらかく、シルキーに

ゴートミルクの脂肪球は非常に小さいので(牛乳の約6分の1)、お肌への浸透力、吸収率が高く、硬くなったお肌を柔らかくする作用があります
また、ゴートミルクに含まれるAHAは、古い角質を取り除きお肌をみずみずしくさせる効果があります

 

 

パウチで扱うゴートミルク石けんを作る素敵な2人のこと。

 

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愛犬くんを家族のように可愛がっているジョンとシェー

 

私が、なぜ数あるメーカーの中から Pure Sentsさんのゴートミルク石けんをずっと仕入れているかというと、作り手、ジョンとシェーの筋が通った考え方、生き方に共感してるから。

 

ケアンズから30分ちょっと山に向かって車を走らせた所にある、キュランダの森の中で穏やかな暮らしを送る2人。
必要なモノ以外を削ぎ落した、すっきりシンプルな暮らしから生まれる笑顔がキラキラしています

 

「仕事づけの日々だったんだけど、自分のバランスが取れてない!って気がついた。 そして、人のモノじゃなくって自分が作ったモノを売りたい、と思った」。。都会での仕事を辞め、自然が美しく静かなキュランダに移り住んだというシェー。

 

何か違う。。と感じても、安定した生活を捨てるって勇気がいりますよね。次に何をするってわからないまま行動に移した彼女の決断に感心します。

 

もともと美容師をしていたこともあり、美と健やかさに興味があったこと、そして自分自身が敏感肌なことから、ヤギのミルクを使った石けんを作ることに。

 

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何度も試行錯誤してたどり着いた現在の石けんづくり。 まずは、厳選した材料を整えるところから始まります。 香りづけは、化学的な香料でなく精油を使っていて、本当に肌に触れても良い上質なものだけ。

 

お肌にも地球にも優しい石けんづくりにこだわる

2人は、いくら安くて手に入り易くてもパームオイルは使いません
パームヤシの農園を作るために、どんどん熱帯雨林が破壊されて、オラウータンなどの住処がなくなっていってるからです。 (パームヤシの油脂は、世界中でスナック菓子やマーガリン、洗剤などに使われています)

 

自然の材料にこだわり、ラウリル酸ナトリウム、硫酸塩、パラペン、石油化学薬品、香料、合成着色料、合成保存料、合成界面活性剤なども一切不使用

 

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石けんのベースに精油とオイルをブレンドしているところ。素早く混ぜないと、カスタードのようになってしまうとのこと!

 

 

さらに、ゴートミルク石けんと謳われるものの中には、パウダーミルクを使っているところも多いのですが、2人は、農家さんから仕入れる絞りたてのフレッシュミルクを使っています!

 

コストを下げることより、地球や使う人の肌のことを考えてる。出来そうでなかなか出来ないことをコツコツ続ける姿勢、本当にリスペクトしてます。

 

Pure Scentsの石けんは、手間と時間がかかるコールドプレス製法で作られています。

コールドプレスは、低温でじっくり時間をかけて反応させる手法で、オイルに含まれるビタミンA、D、Eやポリフェノールなどの成分を損なわず、石鹸の良さを最大限生かすことができます。

(大量生産の石けんの多くは短時間でできる高温処理の製法を取っているため、オイルの劣化が進んだり刺激が強くなる場合もあるそう。)

 

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石けんの元を丁寧に型に流し込んで、24時間ほど寝かせ、数日後、型から外してしっかり固まるのを待ちます。

 

 

棒状に固まった石鹸は切り分けられ、1ヶ月以上かけて乾燥・熟成させます。こうして、じっくり寝かせている間にマイルドな洗い上がりの無添加石鹸が生まれるのです。

 

使い心地がなめらかで、洗った後につっぱらないのは、熟成の間にオイルが分解して生成される天然の保湿成分、グリセリンのお陰。

「The soaps are so luxuriously creamy and gentle and leave your skin feeling silky soft. (クリーミーで優しい贅沢な使い心地で、お肌がシルクのようにソフトになるわよ)」と、嬉しそうに話すシェー。

 

私は髪も、顔も、体もこの石けん。(信じられないと言われることもあります)泡立てネットに入れて、洗顔は泡で洗ってますが、つっぱり感はないですね。髪はちょっときしむので、コンディショナーを使います。。香りが優しくて、好きなんです。ただ、溶けるのがちょっと早いかな。

 

 

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型から出して、マシンで切られた石けん達。

 

地元ベースで、大量生産しないから、品質を管理できる

1つ1つが手作りなので、1回でできる石けんは100個ほど。しかも、1つのフレーバーが出来たら、次、という具合なので大量生産はできません。 1個1個に愛が詰まってますね。

 

「もっと大きな機械を入れてもいいんだろうけど、こうやって作るからこそ、クオリティをコントロールできているの。 お客様のお肌にとって良いことを追求しているからハッピーよ

 

日本や中国での独占販売の話もあった、と電話で教えてくれたシェー。

「そうすると、機械を導入して生産に追われるじゃない?いくら儲かっても、それって私たちが望んでるライフスタイル?と考えたら、やっぱり違うから断ったわ。」

お金よりも大切なことからぶれないところが素敵。。

地元をベースにこれからもやっていこう。そう決めたら、ケアンズに来る中国人観光客の人たちがたくさん買ってくれるようになって、利益はずいぶん増えた、というオマケ付きです。

「Keikoも、必要なものは用意されていくから心配ないわよ!」と言われました。まあ、そうですね。きっと。信じ切るが勝ち?という気がします!

 

「上質にはこだわっても、多くの人に使ってもらえる値段にしたい」というのが彼等のポリシー。こんなに手間をかけてるのにこれでいいの?というくらいお手頃な価格も魅力的です。パウチ店舗では1個 700円しないくらい。
(先日、東京のデパートで同じオーストラリア産のゴートミルク石けんが、同じ大きさで1個2400円しててビックリでした。箱が立派だったけど)

 

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色とりどりの可愛らしい石けんたち。(食紅で色づけしてるんですよ!)これからも、大切に売って行きたいなと思います。

日本への通販も承っています。

 

 

ショップ (パウチ) 裏話&商品

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