2017/04/08  生き方

200年後、青く美しい地球に、争いがない世界が広がっていることを想像できますか?

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立て続けに、めちゃくちゃハートが熱く、東西奔走されている方とご縁ができました。

お1人は、日本で複数の会社を経営され、教育 環境 食事(農業) エネルギー 水 など、ジャンルを超えて「未来の子どもたちに何か残せるのか? 」をテーマに世界を股にかけて活動されている方。

「目指すのは 最速世界平和です 」

。。軽やかに語られるけど、あえて「最速」という冠をつけていることに秘めた覚悟を感じて、自然が豊かな場所でのんびり暮らしている私は目が覚める思いでした。

 

人間がしてしまったことは 人間が元に戻せると思ってまして。生きている間に 地球を元のステキな 美しき緑の星にして 還ろうと 仲間と常に話してます!!

現実は問題が山積み。あまりに複雑で途方もなく大きな。。

でも。「人間がしたことは人間が元に戻せる」って何て勇気づけられる考え方でしょう?

 

 

 

「良い国を造りたい」と強い眼差しで語る、NPOアースウォーカーズの小玉さんとは、NPO Smile with Kidsとの共催プロジェクトで、福島から学生さん達をケアンズに引率された際にお会いしました。

宮崎を拠点に活発に活動されており、福島第一原発の事故後、同団のプロジェクトに参加した福島の子どもたちは786人にもなります。

 

真実を知るために、福島現地で放射線量を測定し続ける

下の画像は、福島の公道を車で走ったときの動画と、放射線量のグラフを見せてくださった時のもの。場所によっては線量が高く、ゾクッとするような警告音が鳴っていました。それでも自動車は普通に走っています。
「知らない人が多いんですよ。子どもたちの背の高さになって計ってみたら線量が上がる歩道もあります。」

 

 

小玉さん達は、現地で野菜の放射線量の測定も続けています。(みじん切りにして正確に1kgにして測量する必要があり、簡単ではないそう)。

「2011年原発事故が発生した際、放射能は空気中に浮いていて、雨や雪と一緒に降って来たんです。50km離れていたって、風下であれば放射能の影響を受けることになります。」

 

「内部被ばくの心配が残っており、福島では、食べ物や飲み水さえも気をつけなければいけません。そのような生活は、子どもたちにも、子どもを思う保護者の方々にも、想像できないほどのストレスではないかと思います。」

食べる、という日々の営みすら、現地の方にとっては切実な選択の連続なのです。

 

アースウォーカーズの「野菜プロジェクト」では、少しでも安心な食を保育園や幼稚園、子育て中のお母さんたちに届けよう。。と、西日本から放射能の心配のない野菜を送り続けています。

 

 

 

心身の健康、家族、風評被害。福島の方に突然のしかかった重圧は、6年経った今も。。

事故直後、福島の子どもたちは、花や落ち葉、虫などといった自然と触れあうことができず、自然体験不足が発達に与える影響も懸念され始めています。除染も進み、徐々に放射線量も下がっているものの、6年経った今も、外遊びを不安に思っている保護者は残されています。
 

自然の中で安心しておもいっきり遊んでもらい、親子そろって心身共にリフレッシュしてもらいたいという思いから企画したのが、宮崎での保養キャンプ『宮崎に来んねキャンプ』です」と小玉さん。

 

 

キャンプの説明会は、県外のお医者さんを連れて行って、勉強や相談もできるよう計らっています。

「説明会の会場にさりげなく設ける健康相談コーナーでは、お子さんの事実を知って泣き崩れるお母さんもいらっしゃいます。。県内の医師は大丈夫としか言わないことも多いので。」(具体的な数字は「県民健康調査」で検索してみてください)

 

キャンプに行って楽しかった、だけではない。親御さんたちの心の痛みに寄り添うために何ができるか、常に考えていらっしゃるのです。

 

小学生・未就学児を対象に、【日帰り外遊びプロジェクト】も月1ペースで催行されています。写真は秋田県でのもの。

 

保養のためにお子さんと県外に出て離婚に至るケースの多さ。福島に残って頑張るお父さんの孤独感。移った県外でのいじめ。。やるせない表情で語られるメディアでは報道されない生のお話の数々に、言葉が出ませんでした。。

震災から6年経った今も、傷はまだまだ癒されていない。

 

住民の方々には、それぞれの想いや状況があります。

何が正しくて何が悪いかなんて、ない。それぞれが考えて決断して行動するしかない。自分の考えを反映させるためには、若い人も政治に関心をもって選挙に行くのも重要な課題だと、小玉さんは言います。

 

「自分の意見を言えるカルチャーを目指しています。」

学生たちが国際的な価値観に触れたり、視野を広げる活動も、アースウォーカーズが力を入れているプロジェクトの1つ。

ドイツの高校生と交流して福島の現状を伝え、環境省を訪問したり、フィールドワークを通して再生可能エネルギーを学ぶため、「福島の学生をドイツに派遣する交流プログラム」を実施されています。

 

「現地で、福島とドイツの高校生の話し合いが活発になったとき時間切れになってしまって。続きをやらせて欲しいと、抗議するドイツの学生に先生が囲まれていました。体育の時間を削ってもいいから続きをさせてくれと。そんな姿からも刺激を受けたし、福島の学生たちも、もっと学ばないといけない、と強く感じたようで嬉しかったです」

 

 

動画を見ると、「意識して生活する」「意見を述べる」「自分の国のことを知る」。。多くの気づきを福島の高校生の方々が受け取ったことがよくわかります。

 

「このプロジェクトは好評だけれども、ドイツに行ける高校生の数は限られてしまう。そこで、半年前に、80人の高校生と20人の先生ら一同にドイツの高校生とスカイプ会議を通して、再生可能なエネルギーや難民のことなど多岐に渡るトピックについて話し合う場を設けました。」

 

多彩な活動を通して、国際交流の機会を1人でも多くの学生さんに届けたい、という小玉さんの想いが伝わります。

 

 

海外と福島を結ぶ活動の一方で、学生ボランティアを募って国内の被災地への派遣も。(こちらのブログに、ボランティアをした学生さんの感想が綴られています。)

 

様々な角度から、自分で考え、行動する若い人たちを増やそうと試みるプログラムは、小玉さんが「未来」を見据えているからこそ生まれるものでしょう。

 

お金で計れない。楽しいからやっている。

自分が心地いいことを考えているのが自己中に思えてきた。。と言ったら「僕だってそうですよ(笑)」と小玉さん。「楽しいからやってるんです。毎日ワクワクしてる」

 

「自由になるお金は月に5桁しかない。電話も止まっちゃったり。弁がたつから、営業マンにならないか、これだけ給料払うから。なんて誘ってくれる人もいるんだけど(笑)お金のためだけに、こんな面白い仕事を止められないですよ。」

 

 

とはいえ、続けていくには皆さんの協力が必要だと、真っすぐな目でおっしゃいます。ドイツ交流プロジェクトのページを見たら「昨年のプロジェクトでも寄付が集まり切らず80万円ほど負債が残ったので、今年こそ未来に続くプロジェクトとなるようご協力よろしくお願いします。」と書いてありました。

 

※私も早速マンスリーサポーターになりました。遠くからでも支援したい方はこちらのページからできます。

 

 

 

小玉さんが人道支援を始めたきっかけは、97年のロシア船の重油流出事故のボランティアだったそう。以降、海外でも様々な活動をしてこられました。

バグダットでの死体の匂い、イラクの子ども達の眼差し。。テレビでは伝わらない現場の苦しみを一緒に味わい、死んだと思われた2度の体験から息を吹き返し、まさに命をかける情熱をもって活動に身を捧げる日々。

 

「学生時代は無免許でバイクに乗って警察に捕まるなど、ちょっとやんちゃしていました(笑)。僕が今のような活動をしているなんて同級生が知ったらビックリするかもしれません」

 

日本を良くしていきたい。日本で本気になる人が増えないといけない

2011年の東日本大震災後は、活動の中心を日本に。

「僕は、いい国造りをしたいんです。色々見て歩き、海外で生活したいと思った時もありましたが、日本を良くしていきたいと。日本で本気になる人が増えないといけない。 そう痛感して、今の生き方を選びました。」

 

 

流されるままオーストラリアに暮らしてきた私などとは圧倒的に違うスケール。その熱量と背負っているものの強さにクラクラしながらも、想いの源が知りたくて、更にお話を伺うと。。

 

「ユーロのような、アジアの国々が連合する「アーロ」ができるイメージがあります。なので、北朝鮮や韓国、中国などとの交流に努め、アジアの平和にも携わっていきたい。将来、人と経済が交流する平和な地域〜アーロがアジアで構築できると確信しています。」と壮大なビジョンを聞かせてくださいました。

 

日本の軍事費5兆円を日本国民の教育、医療に充てる、救急隊を充実させる。
また、アースウォーカーズの活動についても、マンスリーサポーターがあと◯口増えれば、活動の中心となる人物を自分以外にも育てられる。など、小玉さんの話は具体的で、数字がよく上がります。

 

ロマンチストとリアリストの融合。。とご自分を分析。

確かに、夢を語るだけでは現実は変わらない。夢を持ちながら、アクションを起こす。そんな大切なことを、その姿勢をもって示されています。

 

 

争いがない時代が来ることを毎晩イメージしています。

「お百姓さんたちが立ち上がったり、名もない人達の動きで、歴史が変わる瞬間が訪れてきたんだと思ってます。争いがない世界は、僕が生きている間には実現しないかもしれないけど、色んな人にバトンを渡していきたい。種をまいたら、花が咲いていつか森になり、緑が豊かになる。」

 

毎晩寝る前に、もっと人権が尊重され、みんなが生き生きしている200年後の社会をイメージしているという小玉さん。

200年後?と驚くと「この前までは士農工商があったり、藩政だったり、今とはまったく違う価値観の世の中だったでしょう。200年後の子ども達が、何で昔の人は戦争したの?野蛮だったんだね、何て話す時代が来てもおかしくありません。

 

争いのない時代を夢見ています。それは実現する。

僕は、人間を信じています。」

 

 

 

 

自我を超えて、大いなる意志に
自分を明け渡している方たち。

「平和で美しい地球に人々が生きる時代がやってくる」
。。そう本気で信じ、動いてる方たちがいる。

 

存在を知るだけで心に光が射し、同時に、自分の小さを感じてしまって軽く落ち込みました。

が、そんな彼等に共鳴する人が増えたとき世界は動く。1人1人が、自分がいる場所でできることをしながら、共鳴の調べを奏でていくしかない、と思い直して。

 

今の私がすぐにできるのは、エネルギーを必要以上に使わない暮らしをすること。そして、争いの元のなる、人との比較や妬みを超えた「本来の自分とつながった生き方」を求めること。仕事を通して、そんな人たちを増やすこと。自分の周りを調和の取れた場にすることだと思っています。

 

今回の出逢いは、この人生で本当に大切にしたいことは何だろうと、自分と対話するきっかけになり、今後についても「取り組みたい志事」と「それを支えるための仕事」そしてそれは、どんな世界を構築したいがためなのか、を強く意識するようになりました。

 

このブログを書きながら、頭に浮かんでいたのはジョンレノンの名曲イマジン。
Imagine all the people living life in peace,
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope some day you’ll join us
And the world will be as one

そう、ドリーマーは1人ではないのです。

 

NPOアースウォーカーズ
世界中を巡る中で、文化やスポーツにも触れながら、環境問題や戦争と平和について学び、広げようという仲間が集い、途上国や被災地など困窮な条件の地域の人々へ支援を行う。
ウェブサイト:http://earthwalkers.jp/
Facebook
ブログ http://ew311.blogspot.com.au/2017/

●主な活動

福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ
福島の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト
福島の中学生オーストラリア交流プロジェクト
福島ドイツ高校生交流プロジェクト
どんぐり貝殻プロジェクト
野菜プロジェクト
被災地ボランティア派遣

プロジェクトは、放射能の影響を受けた子どもや青少年を中心としたもので、持続的に行う必要があり、どうしても寄付が必要となります。1ヶ月500円からのマンスリーサポーター、または単発の寄付も可能。
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