源のつながりを教えてくれる聖地、Lake EchamとLake Barrine

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海は浄化と許容。

川は変化と清らかさ。

空は無限と慈悲。

大地は強さと育みと慈愛。

そして、湖は。。

 

 

先日、レイクイーチャム(Lake Echam)を訪れました。きらめく湖面が美しく、周りのピクニックエリアでは、多くの人が週末を楽しむ平和な午後。

ここは、地元のアボリジニ、ナジャン族の人々の聖地であり、彼等はこの湖では泳ぎません。

 

散歩すると、場所によって様相が変わってきます。

 

 

湖面が、鏡のように樹々を映すエリアにやってきました。まるで、自分の心をのぞいているよう。

ざわめいてしまったら、深く入ることも、外のできごとを、ありのままに捉えることもできない。外と中のつながりを保つのは、平静な心だ。。そんなことを思います。

 

 

 

更に歩を進めると、そこにはターコイズ色の湖面が広がっていました。何とも不思議な色です。

湖に沈む枝を見ていたら、ラファエル前派の画家、ミレーのオフィーリアを思い出して、何だか物悲しくて、吸い込まれそうで、恐くなってきて、あまり長くはいられませんでした。

 

ジョン・エヴァレット・ミレー 「オフィーリア」wikipedia

 

 

ナジャン族のドリューが、「Lake Echamと Lake Barrineは共に聖地で、底がつながっていると部族の人は信じている」と教えてくれました。

この2つの湖は、共に火山の噴火跡にできたクレーター湖で、深さは65m以上。形成されたのは、12,000年も前と言われています。

 

ナジャン族に伝わるドリームタイム伝説

2人のイニシエーションを終えたばかりの若者がタブーを犯し、レインボーサーペント(すべての創造主とされる虹ヘビ)を怒らせた。その結果、雷のような轟が大地を揺るがし、嵐が吹き荒れた。大地はうねり、亀裂が入り始めた。空には見たこともないような色合いの赤い雲が立ちこめた。人々は逃げ惑ったが、割れた大地に飲み込まれていった。

 

現在、Lake Echamの周りは熱帯雨林ですが、1964年、このドリームタイムストーリーの語り部は「天変地異が起きたとき、湖の周りはジャングルではなかった」と語ったと言います。その後、近くで摂取された花粉ダイアグラムによって、周囲の熱帯雨林はおよそ7600年前に形成されたもので、湖ができたずっと後のことだとわかりました。

 

アボリジニの人々の間に10,000年にも渡って、伝説が語り継がれてきたこと、それが地質調査と一致することは驚きに値しますね。

 

 

湖に至る道。今は緑濃い熱帯雨林です。

 

 

私は、ドリューが話していた「 2つの湖の底がつながっている」ということについて思いを巡らせていました。表面は異なっていても、つながってる。それは、湖だけでなく、きっとすべての命に共通することだ、と思いました。真理に触れたような感覚。

 

 

そのとき「真心で生きなさい」という声が、したのです。

 

真心は、真の理と通じる。

真心は、形として、行動をもって、

人と真理をつないでゆける道である。

 

「空と大地の真理を、真心をもって伝えなさい」

声はそう続けました。

 

 

平静な湖面が見せてくれたのは、外と内をつなぐ真心のきらめき。言い伝えが教えてくれたのは、命はすべてつながっているという真理。

 

Lake Echam。。深く、美しく、畏敬をたたえた、不思議な湖です。

 

 

湖の周りを散策していて出逢った樹。

 

 

 

 

アボリジニの聖地・教え